ダンジョン攻略後のちょっとした騒動
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フンドの真ん中にある、家の中に俺達はいた
フンドのダンジョンを破壊し、町そのものを所有することになった俺は、次に町周辺に出来ている2つのダンジョン攻略することにした
「みんな、どっちのダンジョンから攻略するのがいいだろうか?」
俺は、1番最近出来たと思われるこの町でも、あのレベルがあったから、その前から出来ていたダンジョンのレベルは、更に高いだろうと考え、攻略する順番を悩んでいたのだ
もし、代理者がいるとすれば、相手のレベルも高くなっていると考えているからだ
もし、俺がダンジョンにいたとして、どちらのダンジョンにいるかと考えてもみたのだが、考えがまとまらなかったのだ
「浅い方がよろしいかと思いますわ」
「そうだ、浅い方が速く攻略できると思うだ」
「でもさ、リュウ君浅い方が先に出来たんだろ、レベル高いんじゃない?」
「レベル高くても、浅ければ難易度は下がると思いますわ」
「確かにそうも、思うんだ。ただな、代理者がどっちにいそうかというてんだ。出来れば早く出会いたいと思うんだ」
「え?リュウ様何で早く出会いたいと思うんですか?」
「それはな、次のダンジョンを作る暇をあたえたくないんだ。それに、ダンジョンを連続で攻略することになるんだから、こっちの疲労なんかも考えないといけないからな」
俺は、みんなに意見を求めながら、まだ決められずにいた
「それじゃあさ、リュウ君せっかくみんなタブレット持ってるんだからさ、転移の魔方陣持って2手に別れたらいいんじゃない?」
「あ!」
そうだった、完全に俺は失念していたのだ、代理者がどちらにいるだろう、そこには絶対に俺がいないといけないって思い込んでいた
でも嵐の意見は、俺が危惧していたことをあっさりと解決してしまうものだった
俺は、つい嵐の頭をグリグリと撫でまわしながら
「嵐最高だ、俺が悩んでいたことをあっさり解決しやがって」
「リュウ君、ちょっと痛いよ、頭を撫でられることは嬉しいけど、強すぎ」
嵐は、頭を押さえながら、俺の手から逃げていった
嵐は、逃げていったが、他のみんなの視線が俺に集まっていた
俺は、ちょっとヤバイかな~と思いながら、ゆっくり後ろに下がりだした
「ちょっと町の様子でも見てこようかな~♪」
俺は、振り返りドアノブに手をかけた時
「ちょっとご主人様よろしくて」
「今ご主人様が行くところは、この椅子だ」
「う~んと、座る」
「・・・・・ここ」
「リュウ様ノブから手を離してください」
俺は、背中にいや~な汗をかきながら、ドアノブを握りしめていた
そのままの状態で
「何かな?俺は、何もしてないよな。嵐の頭を撫でただけだよな?」
俺は、まだ振り返ることが出来ず、ドアをむいたまま話続けていた
「ええ、そうですわね、い・つ・も・は、何かいい案があっても、何もご褒美もないのに、今回だけですわよね」
「い、いや~、いつもすっごくありがたくて、喜んでいるんだよ」
俺は、額からも汗が噴き出してきていた
「そうだか、有り難がっているだか、それは、ちっとも知らなかっただよ」
「う~んと、ここに、え~と、来る」
俺の横には、ルーリルとレイがそれぞれ腕を掴んでいた
「え、えっと、ルーリルさん、レイさんなんで、俺の腕を掴んでいるのかな?」
「・・・・・一緒に」
「そう、一緒に」
もう、俺は諦めることにした。確かにみんなにこういう風に自分から率直に、気持ちを表したことがほとんどなかったのを、自分自身でも分かっていたからだ
「わかったよ、いつもあんなことしないのに、今回だけすまなかった。で、これからみんなどうして欲しいんだ?」
「う~ん、どうしましょうか?」
「そうですわね、どうしましょうか?」
彼女達は、ニコニコしながら俺を見ていた
「あ~もう、どうとでもしてくれ」
「言いましたね、ご主人様」
「しっかりと聞きましたよ、リュウ様」
「それでは、今から分身して、それぞれとデートしてくださいませ」
「分身してか」
「駄目ですの?」
分身すると、それぞれで判断することは出来るんだが、何か食べたり、動いたりするのは、全て本体に負荷が集まってくるのだ。そのために、少し前に新しいスキルまで創造したのだ
「いや、駄目じゃないぞ」
「それでは、お願いしますわ」
俺は、諦めて分身して、それぞれとデートをした
その夜みんなは、楽しかったのだろうぐっすりと眠っていたのだが、
俺だけは、食べ過ぎ飲み過ぎにより、お腹を壊してトイレに一晩中はまっていたのだった
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