表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/72

一章十七話 とある少女の物語③



 私の名前はソラ。

 誇り高き獣人族ってお兄ちゃんが言ってた。


 奴隷商人に誘拐されてからもう七年。

 初めはとにかく混乱していて暴れてしまった。でもすぐに私は暴れなくなる。


 罰として縛られたまま水中に放り込まれたあの日から。

 初めて感じた明確な「死」。それは簡単に私の心を“奴隷”まで落とした。

 それからはずっと、奴隷商人に逆らう事なく言われたことをこなしていた。


 この七年間で家事、計算、礼儀、奴隷としての心構えと性知識まで教えられてきた。

 獣人族の奴隷は高く売れるらしい。

 売れるようになる十歳までの期間に、更に高く売れるようにと色々教えられた。

 棒で殴られ、鞭で打たれ、何度も死にかけながら。


 そして今日、私は十歳になった。

 ………………なってしまった。


 奴隷として買われれば、きっと今までより辛くなる。

 仮にも売り物として死なないように扱われてきたけど、きっとそこから先は死んでもおかしくない。


 奴隷とはそういうものだと教わり、私もそういう人たちを何人も見てきた。

 最後にはいたぶられて殺されるか、狂わされて殺されるか。


 とにかくまともに生きてはいけない。

 そして自殺することもできない。魔法で「自殺」と「逆らうこと」を禁じられてるから。

 だから私はここから先の地獄をただ耐えなくちゃいけない。




「おい獣人。喜べ、お前も今日から商品だ」


 私は奴隷市場へと連れられていく。

 

(どうしてこんなことになっちゃったのかな……お兄ちゃん……)


 私は正式に奴隷となった。



明けましておめでとう御座います♪

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ