竜脚機・パイルガン・ラプトル (1)
次話投稿の仕方忘れた。
はい、細かい世界設定の話行きます。
「ふーん、これがオーバクロックのカードねー、何かねぇー、
もうちょい派手なの作れなかったのおっちゃん?(笑)」
「デザインにまで手回す余裕ねえわボケ。 ほら使い方教えてやるからとっとと金払えやチンピラ。」
16の青年と、50代半ばと言った所の男との会話である。
青年の容姿は特徴的で、
結べるほど長い金髪に両サイドを刈り上げ、右側は星のマークで髪を少し残してる。
「で? んなもんどうするつもりだよ
ルーザーのファントムを無理やり
ギアのファントムに変える代物なんざ、
金が良かったから造ってやったけどよ。」
「おっちゃん知ってる?
ちまたじゃ有名で、まだ人間殺してねえから、カニバリズムが来てない理性を持ったルーザーのファントムが人助けで他の人殺しファントム倒しまくってるって話。 そいつにちと興味があってねぇ。」
「マジか!? そりゃ珍しいっちゃ珍しいけど...、戦うファントムとしてはいい事無いな。弱いし何より一回でも負けたら...」
「まあそういう事すっね。はいお勘定!しばらくは香川にいるから危なくなった時とか会いたくてなったら連絡頂戴よ!(笑)」
「人生の大先輩に敬語位使えやボケ。
お前みたいなギアで戦闘狂のファントムなんて色物、2度と見たくねえわ。
ほら帰った帰った。 」
「oh......。
きっついすわー(笑)
じゃねえ〜、バイバ〜イ(笑)」
青年の名は命これからこの物語に深く関わっていく。
場所は変わり、飛鳥と正義。
1体ファントムと戦っている。
「飛鳥君!止めお願いね!」
「は、はい!」
相手は、全身紫に
髪の毛のない人間の顔を上半分が
2つ横になって縦にくっ付いた顔と
腕は肩からではなく、腹から六本程
出ている。
足はゾウの様に太い。
飛鳥はファントムの姿に変わり
足を広げ体を丸め、
息を整え力を貯める。
正義は警棒を片手に一直線に獲物に向かう。
相手のファントムは腹の腕を
蛇の様に伸ばし応戦する、
が正義はこれを全て弾き、失速すること無く懐に潜る、
その瞬間まず片側の顔の両目を150ミリアンペアの電流が流れる警棒で完全に焼く。
バッテリーの切れた警棒を捨て、
上着から 片手鎌を取り出し、
大きく振りかぶる。
熱さと痛みで怯んで膝をついたファントムは次の一撃も避けられない。
もう片方の顔の両目も完全に潰す。
ファントムはあまりの痛みに六本の腕で潰された目を抑え天を仰ぐ。
この動作の間に飛鳥が瞬足の動きで間合いを詰め、首元に右足の蹴りを入れる。右足の指の爪を伸ばし胸の肉に深々と刺さりこれをがっしりと掴む。
そして余った左足の蹴りで紫のファントムの体を押し飛ばす。
それでも肉をつかんだまま離さなかった右足は、そのまま胸の肉を抉りとる。
黒い鮮血が飛び散り、紫のファントムは力尽き地に背中を落とした。
ファントムの死は人間の死だ。
だが、例外もある。
それがこれだ。
倒れたファントムの体はドロドロに溶けて黒い液体に変わる。
やがて赤い液体に変わり、
人の形になっていく。
そしてその中から人間が出てきた。
高校生ほどの少女だった。
ファントムの姿の時に受けた体のキズはどこにも見受けられず痛みで苦しんでいるものの命に別状はなさそうだ。
飛鳥は安心したように微笑み、
「間に合った。」っと発した。
そしてそのまま駆けつけていた男性制服警察官に少女は、連れていかれた。
「正義刑事!!お勤めご苦労さまであります!!
あ!飛鳥さんも、今の内に戦い方覚えるんだよ。今の時代子供だから戦わせるなんてって言ってる場合じゃないからね。誰でも護身位出来ないと!
はあ〜嫌な世の中になったなぁ。」
凄く温和で優しそうな人だが、
大分疲れてるようだ、若いのに目の下のくまが目立つ。
「気を付けてよ〜!!
そんなに疲れ貯めてると〜!
ファントムになっちゃうよ〜!!」
「自分はなりたくないでありま
す!!汗
でも、
なるなら飛鳥さんみたいにファントムになっても人間らしさの残る市民の為に戦う優しい怪人さんになりたいであります!!」
「おいこらこら!(笑)」
正義と制服警官の会話の横で、
飛鳥は少し照れくさそうに笑った。
……………………………………………
その日の飛鳥と正義の帰り道。
「あれが、人を殺す前の
ルーザーのファントム何ですね。」
「そうそう!!あの状態なら倒しちゃえば人間に戻れるの!!
はーーい飛鳥君!!
抜き打ちテーースト!!(笑)
ファントムになるのは何故か、
簡潔に述べよ!!!」
(...、)
「はい、
人間の体に
まだ名前が決まってない無色透明な寄生生物がいて、
えっと、そいつは人の悲しみとか怒りみたいな負の感情で成長して人間の体中に根を貼ります。
レントゲンやMRIでも映らなくて
手術でも取り出せない代わりにこの時点では人間の体に悪影響はなく無害です。
しかし、体中に根を張った状態でその人間の強い殺意を感じると人間の体を異質な怪物に変えます。
以上です。」
「完全にwikiの完コピやない
か〜い!!
さてこっから先はまだ教えて無かったね!
怪人、世界基準いわゆる学名っで
phantomになった人間はその殺意に従って人を殺そうとするの。この状態をloser
日本語で(敗者)って意味ね。
そしてもし殺人に成功してしまうと、心の中に自分とは似ても似つかない理性も無く、殺人を好む人格が生まれるの。その人格は元の人格を消そうと心の中で攻撃を仕掛けてくる。
これを
cannibalism
日本語で (共食い) って言うのだけどこれに負けると、元の人格が消え去って生まれてき攻撃的な人格が宿主の体を支配して、
死ぬまで見境なく人を殺していく(殺人マシーン)になるの。
でも、今日みたいにまだ、人を殺していないカニバリズムが来てない
ファントムは倒せば人間に戻れるの!
寄生生物もそこで死んじゃうから、
もう1度寄生されない限り
ファントムになることはないの!
今の飛鳥君がこの状態ね、
飛鳥君は、ファントムは倒すけど人は襲わないからカニバリズムが来ないの。
そして一回でも倒されると...、 」
「僕は普通の人間に戻れる
ですよね?」
「そう、
もし仮に戦うのが嫌になっちゃったら言ってね?
お願いしてくれたさ
私が責任もって、」
「いえ(笑)遠慮します!
僕弱いからそのうち負けてしまいそうですけど、自分の意思で人間に戻る気は無いです。
この力が本質がどうであれ
使うのは僕なんだから。
僕は今の所ですけど助けられる側にいると思うんです。ここで逃げたく無いです、絶対後悔するし!、じっとして兄さんのような人が出てくるのを指加えて見てるなんて出来ないです!! 」
正義は目を細めて、
優しく微笑んだ。
「OK!!(笑)
でも一人で戦ってるんじゃないからねいつでも頼っ...、
飛鳥君、変体して。
後ろにファントムいる!。
多分ギア!!」
(!!)
次回、
正義の秘密バラします。