プロローグ
仮面ライダーとロックマンが好きです。
その好きな要素全部つっこんで作っていきます。
アホみたいなギャグも入れて明るい雰囲気の王道を
狙っていこうかとは思いますが、
残酷な描写や胸くそ展開、共感がとてもじゃないが
できない狂気的なキャラも出す予定なので、
苦手とするかたはブラウザバックをお願いします。
そこは冬の雪山。降り積もる雪、
あるのは無機質な白い世界だけ。
ゴン……ドン…ゴッ…ガン
どこからか鈍い音が聴こえる。
殴る音 殴られる音
蹴る音 蹴られる音
二つの人影の様なものが、
戦い合っている。
時は進んでも、人間は進まない。
いや、進もうとしない。
ダメな事だと知っている。
やってはいけない事だと知っている。
止めなければいけない事だと、
知っている。
それでも人間は、
啀み合い 憎しみ合い 恨み合い
奪い合い 傷つけ合い 殺し合う
赤い血渋きが飛び散る。
無機質な白い世界は、どんどん赤く、
汚されていく。
戦いは 凄く 凄く 長かった。
いつ終わるのだろうか?
…… いや、
今終わったようだ。
(グキュッ)
首の骨が砕ける音だ。
さっきまで命だった者はその場に
崩れ去った。
勝った者も力尽き情けなく倒れた。
だが意識はある、目はまだ開いている
殺した相手に這いつくばりながら向かっていく。
「ああ、良かった。」
「あの時の優しいにいちゃんだ。」
それは、まだ声変わりもしてない、
おどけなさの、残る青年だった。
「とおさん、かあさん、みんな、
見てるよね?
兄ちゃんは優しいままの兄ちゃん
だったよ。」
弟は兄の亡骸を抱き締める
「やっぱり、あれはにいちゃん
じゃなかったんだ。
これならきっと天国にいけるよ。」
体の感覚がなくなっていく、
眠たくなってきた、
「本当に、遅くなってごめん。
ぼくは、たぶん無理だから、
みんな天国で幸せになってね。
なんか…眠い、そういや
ずっとちゃんと寝た事なかったな。
…………………………………………
少し…、休もう。」
青年は、生きる目的を果たして、
ゆっくりと……目を閉じた。
その顔は、満足そうに、安らかに
とても可愛いらしい顔だった。
……だが、
まだ終わりではない。
これはただの一区切り。
青年は知らなかった。
次目を開く時が、
再び戦う時、
だったことを……
感想は、正直に、このキャラきもいとか、
台詞が寒いとかどんどん言ってもらって
かまいません。あと打ち間違いも出来れば指摘してください、