ここからはじまる異世界生活
いきなりドアが開いた。そこにいたのは、青年と、あの少女はどこかでみたことが•••まさか!?
「やっほー」
「えっ?はるなじゃん!なんでここに?」
「詳しい話は魔王幹部を倒してからはなすから」
「わかった。魔王幹部がいることも知ってるんだな。それからはるなは、魔法使える?」
「いや、つかえないけど?でも、仲間をつれてきたよ!」
「僕はゼルフ。よろしく。ちなみに僕はちゃんと戦える人だよ」
「おう!よろしくな!」
「魔王幹部のイージスじゃないかお前には倒されてもらうぞ」
「貴様もなめやがって、てか、お前は、あの有名な•••」
「自分で言うのも何だが、そうさ。僕は、あの有名な人さっ!」
「まさか、貴方と戦えるのは光栄です。」
「僕も魔王幹部と戦えるなんて、うれしいさ!君たち3人は、あのおじさんのところにいってて」
「わかったぜ。」
りゅうせい、はるな、エミリアは、グレインのところに避難した。
「うっうう•••」
「おっ!グレイン生きてたか!」
「よかった。私が回復させてあげる」
「よかったね」
「あなた•••たしかはるなだったよね?あなたも回復魔法使えるはずよ?私と同じ感じだもん」
「えっ?私が使えるの?」
「ええ、ほら、手を前にして集中してやってみて。」
「はぁぁぁ。私にもできた!!!」
「まじかよ?魔法つかえんの?すげーじゃん」
「こんなに早く使えるなんて、あなた何者?」
「まぁね」
「まじか、あのゼルフでも互角だぞ?大丈夫なのか?」
「ゼルフは、グレインさんが治ってから、本気だすみたいだよ。だから治ったら、合図出すから、ゼルフに伝えて」
「よし、わかった。持ちこたえてくれよー」
少し時間がたった。
「おわったわ、ゼルフに伝えて!」
「OK!ゼルフ!!よくわからんがやっちまえ!」
「わかったよりゅうせい!はぁぁぁぁぁ!!!」
剣にパワーがたまっていくのは、誰にでもわかることだった。
「すげえー」
「これで終わりだ!魔王幹部イージスゥゥゥ!」
この瞬間、イージスだけにくらうならいいが、建物までこわれてしまった。こんなこと誰が思ったのだろう。
「マジパネェー。魔王幹部より怖いものが目の前で見てしまって俺はショックだよ!この世界で一番つよいのゼルフじゃねーの?」
「ねぇりゅうせい。僕にこんなこといわれてもね。ちょっと悲しいよ。」
「本当のことなんだからしょうがないでしょ?」
「終わったのね?」
「ありがとう。兄ちゃんたちと姉ちゃんたち!」
「礼なんていらないって、だいたいのことはゼルフがやったんだからゼルフにいってやれよ」
「そーだね」
賑やかに話をしていて、これで終わりだと思った。思っていた。ところが、
「まだおわっちゃいねーぜ」
「よけてみんな!」
突然、埋まっていたイージスが飛び出してきた。狙っていたのはルーナではなく、エミリアだった。ゼルフはとおくて、間に合わないグレインは倒れている。春奈には、無茶させねー。ってことは俺だけだな!
「俺が守ってやるぅぅ!間に合えぇぇぇ!」
「うわっ!りゅうせい私をかばってくれるの?」
「当然だろ!」
なんとか、間に合ったりゅうせいは剣で防いでいた。
「ちっ!次に会ったときは、ここにいる全員覚えておけよ!絶対殺してやるかんな!」
捨て台詞を吐きながら、魔王幹部イージスは、逃げていった。
「はぁーなんとか、間に合ったー俺ってば超有能だぜぇ。」
「ほ、本当にありがとう。りゅうせい!」
「さっきもいったろ?当然のことだって大げさだよ」
「なんか礼させて!」
「えっ?じゃー俺たち寝る場所がないんだよ。どこ行けばいいか教えてくれればいいよ!」
「じゃあ私んちにきてよ!大きいお城だから、部屋も開いてるし!」
「いいのか?」
「うん!」
「じゃあそこにいくかっ!はるな!」
「そーだね」
「グレインとルーナもきてよ!」
「いいの?」
「いいよ!家壊れちゃったでしょ?」
「ありがと!」
「では、僕はこれで。」
「ありがとう!ゼルフ!」
「いやいや、これが、僕の仕事なんで。」
この一件が終わったりゅうせいたち。
次はどんな物語が始まるのだろうか。