以外な展開
ドアを開けるとそこには一人の少女がいた。
「あっ!エミリア!久しぶり~。」
「久しぶり~。」
「ねぇねぇ、エミリア。そこの人は?」
「あっ。紹介するね!この子は柏崎龍聖。」
「ご紹介させてもらった柏崎龍聖だ!りゅうせいってよんでくれ。」
「りゅうせいね。わかった。私は、ルーナ!ルーナってよんでね!」
「おう!よろしくな!」
「さっそくだけど、なにして遊ぼっか?」
「ちょっとまっててね。これから、お客さんがくるんだ。交渉するらしいよ!」
「交渉?なんか見てみたいかも見学できない?」
「えっとー俺もしてみたいな。」
「いいよー別に。でも、つまらないよ。」
「みてみたいからいってるんだよ。」
ピンポーンとチャイムがなった。
「おっ?きたみたいだね。はーい」
「異世界でもピンポーンってなるんだなw」
「こちらにどうぞ。」
「親切にどうも。」
「えっと、さっそくだが、なんの交渉しにきたんだね?」
「私がほしいのは、そこの少女だ!」
「は?君はなんのこといっているんだ!?」
「もう一度いってやろう。そこの少女が目的で交渉しにきた。」
「やらんにきまってんだろ。ほらかえったかえった。」
「なら、力尽くで奪うだけだっ!」
そのとき、俺は見ていた。訳のわからん男がその言葉をいいながら、ルーナをみていたことを。
「こっちにくるぞルーナ!」
俺はそう言いながら、ルーナに飛びつきかばった。
「おいおい。俺の獲物をとっととよこせよガキィ!」
「なーに馬鹿なこといってんだ!よこせといってる割には、殺そうとしてんじゃねーかよ!」
「そいつは、この世界にいてはいけないんだよ!だから、殺そうとしている。だけど上の方に、連れてこいといわれている。そいつをつかって、世界を滅ぼそうとしてるんじゃねーかな?キャハハハ!」
「てめぇーの都合で殺そうとしてんじゃねー!てか、貴様誰だよ?」
「俺か?俺の名はイージス。皆が嫌っている魔王幹部の一人だ!」
「はぁ?魔王幹部?くそっ!プリストの野郎!魔王幹部なんてきいてねーぞ!」
「魔王幹部ですって。なんでここの場所が?」
「そんなもん見つけたに決まってじゃねーか」
「えっ?」
「けっこうがんばったぜぇ?見つけてから1カ月間見張ってどうやって、連れて行くか、考えていたんだよぉ!」
「おめぇーふざけんな?それストーカーっていうんだぜ?警察に捕まれやおらぁ!」
「なにいってんの?お前?とにかく、その子を連れて行かせてもらうぜ」
「つれていかせるもんか!まだ、あって、少しだがたすけるにきまってんだろ!」
「そーね!りゅうせい!連れて行かれるのは私もいやだもん」
「だよなエミリア!」
「若者二人に任せてたまるかよ!俺も手伝うぜ!」
「おじさん!?」
「おいおい、おじさんはよしてくれよ、俺はグレインだ!よろしくな!」
「皆、私のために!ありがとう」
「ありがとうをいうのはあいつを倒してからにしてくれ!よっしゃ!皆、魔王幹部を倒すぞ!」
「なめあがってぇぇ!貴様ら!全員血祭りにあげてやるぅ!」
「そうはさせてたまるかよ!」
これから、魔王幹部との戦いが幕を上げる。
「あっやべ、てか、俺、武器もってないじゃん...」