転魔殺しと幹部と上空の女神
私は目を開けると私は空に…いた?
……色々言いたい事がある。
前回いい感じに閉めたのに何故、空にいるのか。
前回決着が着く感じだったのに何故、雲より高い所にいるのか。しかも現在進行形で上昇してるのか。
何故、冷静にナレーションができるのかを。
最後者に関しては、私は女神だからで説明がつくけど、空にいることに関しては記憶がない。
「……さすがに漠然としないから、調べてみるか…」
私は神の権能を一時的に復活させて何が起こったか時間を戻して見てみる事にした。
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「スルト‘‘インパクト‘‘!!」
私は、手元にある暴力的な魔力を解き放った!しかし
「‘‘打‘‘」
私のお腹にいきなり衝撃が走った。
私の体がくの字になってちょっと宙に浮いた。
意識が飛びそうになる瞬間私は最後に技を放った!でも、射線が下向きになっていた。
なんかの大きな音が聞こえたと同時に私は意識を失った。
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「なるほど、それでぶっ飛んでこうなったと…」
私は、神の力を再び封印して周りを見渡してこう言った。
「…これが日の出の時に起こったら大好きなボカロみたいになったのになぁ。」
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地上
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「「ゴホッゴホ!ヒューゥゴホッゴホ!」」
クソッあのバカが、変にデカい大技を打ちやがって…!
しかも、空高く飛んでいきやがった!
「なんなんだよ、アイツ…」
「本当それ…
なぁ、一つ提案がある、一緒にアイツを倒さないか?」
は?こいつは何を言ってんだ?
そんな思いと共に怒りが込み上げてくる
その怒りに身を任せ俺はトロアスタに切りかかった。
「‘‘斬‘重複‘‘」
「カオス・クラッシュ!!」
空間に表現しにくい金属音が鳴り響く、次の瞬間…俺はぶっ飛んだ。
全身に、振動のような、痺れのような感覚が襲う。
「ガハッ……」
意識が朦朧とする…口が鉄の味がする……
俺は、トロアスタに目線を向けると……やべぇ…
トロアスタは、宙に浮き明らかに一個人に向けて放たないようなバカでかい剣?を作りだした。
…というかなんか消し飛ばした腕、復活してやがる
草原に、過呼吸の音と不気味な、神秘的な音が響く
「……最後に言いたいことはあるか?」
余裕かよ…俺一応めっちゃ強いと思うけど……。
魔王軍、3000年前に生まれた魔族の王が束ねた魔族の大軍勢。
当時の人類は、まだ魔法文明が発展しておらず、為す術なく大量の死者を出したらしい。
そこからと言うもの、人類は様々な進化を遂げた。
当時はまだ、火・水・風・土・雷しか種類がなかった魔法は今はそこに、爆発・光・闇・炎などの上位属性などが増えた。
……それでも、魔力の総量が圧倒的に多い魔族、数体に対処できたのは「神」と言われた天才中の天才だけだった。
そこで人類は、女神に神頼みをした。
…存在すらあやふやな「女神」に。
その愚行が「何か」に通じたのか人類はある年を基準に魔力や魔法の威力が上がった。
他には、神聖魔法が使えるようになったというのも大きいだろう。
当時の神聖魔法が‘‘一応‘‘あったらしい。
ただ「神」クラスの才能を持った奴がやっと包丁で指を切った切り傷を直すほどしかなく、「なんか、使える人が多い‘‘固定‘‘スキル」と思われていたらしい。
しかし、今はある一定の実力があれば死者蘇生ができる。
一般的に「女神様が我々を窮地から救ってくださった!!」と言うのが定説らしいが、未だに詳しく分かっていない、この世界の最大の謎だ。
そして、転生者…
………俺が言いたいのは、そんな奇跡に近いものが起こっても、天才が生涯を捧げて魔法を進化して行っても、こいつらを殺した奴はいないって言うことだ。
「そうだな……」
俺は、双剣を力強く握った。
この太刀は、俺の人生の大半を捧げた技だ…
「そうか、それが答えか…」
足をグッと踏み込む
イメージは、世界を蹴り飛ばす。
「……248人目だ。」
「カオス・インフェルノ!」
「‘‘斬‘絶‘‘」
巨大な剣が高速で俺に遅いかって来る、それよりも早く剣を片方振った。
剣と剣が衝突し鎬を削る
俺は、勢いのまま、前に踏み出しながら、剣を横に振って大剣を受け流した。
(よし!このまま…!)
しかし、目の前にはトロアスタの後ろに大量の大剣が待ち構えていた。
(これは、冗談とかじゃなく…!)
「‘‘連‘‘」
(死…)
「メテオオオォォォォ!!!!!」
は…?
「フレイムゥゥゥゥゥ!!!!!!!」
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魔王城
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「……これ、トロアスタがヤバくない?」
「ちゃんと、ご命令の内容は伝えたのですがね…」
はぁ、何故こんな幼馴染がこんなバカなのか…知りたい……。
「トロアスタに帰還命令をお出しになりますか?」
「ああ、頼む」
「…それにしても、改めて強いんだよなぁ…トロアスタ」
「それだけが、奴の取柄ですから…。」
私は、魔ホンを取り出し、‘あのバカ‘に電話をした
更新できなかった理由
今の会社が隠れブラックにつき、転職活動などで疲れ切っていて退職記念に更新した次第です。
ブラック企業に好かれるフェルモンでもで出るのかな…




