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女神、尋問される 魔王、過去を思い出す

「サクメさん…あなたもしかして転生者ですか?」

「…?はい、そうですけど?」

「っ…!」

すると、いきなりお姉さんの顔が引きつったと思えば奥に走ってた

なんだ?なにがおこってる?

でも、嫌な予感がする

「おい、嬢ちゃん…いや、‘‘転生者‘‘そこに立ってろ」

低く力のある声の方向を向くと

「ッ…!」

さっきまでのふざけた雰囲気と違ってさっきまで飲み会していた全員が一瞬にして戦闘態勢を取っていた。

「え?な、なに!これ?!」

この反応…明らかにこちらをめっちゃ警戒している。

なにが起こってる?取り合えず両手を挙げておくか…

私が両手を上げると周りの冒険者が私に近づいて、私をお縄にかけた。

マジか…これ、もしかして最低辺からはじまっちゃうやつじゃ…

すると、慌てた様子でギルドマスター的の人がガッチガチの装備で私の前に来た

「…立てるか?」

「…はい」


私は、ギルドマスターに連れられて‘‘ギルドマスター室‘‘とか安直な名前の部屋に入れられた

以外に広くてソファや高そうな机と椅子があり、秘書もいる。

私がソファに案内され座ると

ギルドマスターも反対側に座った。

ギルドマスターが口を開いた

「…お主、転生者ってことでいいか?」

「…はい」

さっきから‘‘はい‘‘しか言ってないな?ってか私女神なんだから茶菓子とか渡していいと思う!

「では、今から何個か質問をする。いいな?」

はい…しかないな…

「はい」

「では、一つ目お主は誰だ?」

「コノハ サクメです。」

心臓がバクバクしてるのを直で感じる。

大丈夫…正直に話せばいい。

すると、とんでもない質問が飛んできた。

「では二つ目、お主は何しにこの世界に来た?」

「…」

マジか…なんて言い訳しよう…!

多分、転生者をこんなに警戒してるって事は、過去に転生者絡みの何かがあったって事

もし、「実は私女神で転生者を送りまくる仕事をしてたんですよ!」なんて言う=ENDだ

しゃーない、思いっきりウソつくか。

「実は、女神に魔王を倒すようにいわr」

ドン!!

「!!?」

「嘘をつくな…」

「…」

多分、嘘を見抜くスキルかしら…?

仕方がない…!

「わかりました、では本当の事を言います。その前に」

私は、部屋にいた秘書を睨んだ

それをくんだギルドマスターが

「すまないが、外してくれないか?」

「わかりました、どうかご無事で…」

失敬な!まるで、私を化け物扱いなんて!まぁ…仕方ないか

にしても、なんか上から目線でイラつくなぁ

でも…ひとつ気になることがある…

この世界の人たちは転生者にいい印象を持ってない

あと嘘を見抜かれるのも嫌だなぁ

ちょっと探りながら話すか

(封印解放、心眼!そして魔力無効!)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この女、圧倒的に強い…前もそうだった…

この世界はたまに転生者と呼ばれる人物がたまに魔王討伐の目標と超越スキルを持って‘‘スタイン‘‘やってくる。

そして、この街を出てほとんどが魔王討伐に行くのだが…その中には力に溺れ、街を破壊しまわったりするも者がいた。

40年前、そやつは私たち冒険者がレイドボスのダンジョンに行っているのをいいことに街を支配し壊し燃やした。

この街にいた私の妻はその転生者に乱暴され私たちの家と妻ごと燃やした。

今、思い出すだけでも腹が煮えくり返る…だからワシはそいつを殺した。

それからも、ワシはこの街に残り転生者を査定した…

二度とあんなことが起こらない様に!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

なるほど…そんな過去が…

確かに、自分の配偶者にそんなことするのは聞いててイラつく…

ラブコメは純愛こそ最高なのに!

強奪系とか不倫系とか!マジで滅ぶべき!

*初情報、女神、ラブコメ(純愛系のみ)が好き

にしてもそんなことが…転生者の中には確かに変な奴はいたけど…

まぁ、今は目の前の事に集中するか。

「ギルドマスター。私は、確かに私の目的は魔王討伐じゃないです。私がこの世界に来た理由はこの世界を冒険したいからです!」

「そうか、わかったでは、俺らにそのことを証明する為に何個かのクエストを期限以内にやってほしい」

お、結構話が分かるんだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

あの後、ギルドマスターが何個かのクエストを依頼して来た。

内容は、素材回収とかモンスター退治など多岐にわたる。

とりま、面倒くさい素材集めは《創造》でどっかで渡せばいいか…

しかし…もっとめんどくさいのは…

私は、ギルドマスターから渡されたモンスターが描かれた手配書を見た。

ギルドマスターの依頼はダンジョンの踏破とドラゴンの討伐だ。

そして、『二人以上』しか挑めない条件つきだ。

つまり、仲間を見つけなければいけないという事だ……あれ?私よく考えたら


*転生者(好かれてない)

*友達つくったことがない

     ↓

     ↓

     ↓

  *詰み!!!!


……終わったくね?

とりま、何体か倒すためにダンジョンに行くか…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ある所


「アスター!とんでもない情報が入った!」

なんだ?いきなり

「スタインの街に転生者が現れた!」

「!?」

なんだと…

すると情報屋は、分かりきった質問をして来た。

「これから‘‘転生者狩り‘‘が始まるな…アスター、どうする?」

「もちろん、殺す。」

一瞬空気が重くなった気がする

そんなの知らん顔で変態が口を開いた

「ホント、お前転生者嫌いだよなぁ、まだ懸賞金かけられたわけじゃないんだから…」

「…」

しかし、事が起こってからじゃ遅い…

「まぁ、止めないよ…あ!もちろん情報料は、もらうよ?」

「……がめついな」

「じゃないと、情報屋はできないよ…じゃぁ待ってますよ、アスター…いや、‘‘転魔殺し‘‘」

「その名前嫌いなんだ、安直だから」

「じゃあ、なにがいいの?」

「カオスヒーロー」

「マジかぁ、顔はいいのにそこで台無しだなぁ」

「黙れそして帰れ、押し売り情報屋」

俺は変態に金を払ってしたくをした

久しぶりに模擬刀じゃなくて真剣を持った。

…やっぱり真剣は重いな…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

魔王城


あれは、そう400年くらい前

俺は死んだ。

高校の時、健康診断で重い病気に罹ってることが分かった。

同時に治らない事がわかった

絶望した、部活も、友達と遊ぶことができない

でも、涙が出ない。

実感がわかなかった。

母はいつも泣いていた。

弟には病気のことを隠した。

頑固親父は、何も言わなかった…でも一番泣いて、一番神に祈ってた。

そんな父親をみて涙が溢れた。

それからのこと、俺は引きこもって絵とか小説とか書いた。

多分、自分のことを世界にのこしたかったんだと思う。

もちろん、友達とかはとても減った。

そして、卒業と同時に人生を卒業した。

死に際、もっとこの世界にもっと自分の生きた証拠を残しかったとほんのり思った。

次に目を開けると…

目の前に神々しい女神がいた。


「だ、誰だ?!え?!」

「落ち着いてください。」

女神は優しい声で言った。

「生前、あなたはとても悲しくもよい人生を歩み、死んでしまった。ですが、神があなたの人生を何のきまぐれか、あなたを転生させることにした、そのためにあなたをここに呼んだそれだけです。」

すごい、そんないきなり言われても…

「そういうことなんで、適当に強いスキル渡すんでいってらっしゃい!」

「ふぁ!?」

思わず間抜けな声が出たと同時に謎の光に包まれた


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