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conductor  作者: 沙空
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とある怪談

これは友人から聞いた話です。

私の友人にはAという知人がいます。Aは田舎の出身で、大学進学を機に上京してきました。私の友人とは大学で知り合ったそうです。

Aは怪談話が好きでした。お泊まり会をするときは決まって夜、怖い話を友人たちに披露したそうです。それがなかなか怖いそうで。友人は怖くて寝れなくなってしまうこともあったとか。

ある日のこと。その日もいつもみたいにAが怖い話をしていました。本当にいつも通りだったそうです。けれどいつもと違ったのは、Aは途中で話をやめてしまったこと。

「これは駄目だ。コレはダメだ」というようなことを呟いて、そのまま気絶してしまった。

友人たちはこれも演出かと思ってしばらく話の続きを待っていましたが、どうやら本当に様子がおかしい。心配してAの名前を何度も呼びました。

するとAは突然目を開けて「どうした?そんなに慌てて」と不思議そうに言いました。

友人たちが経緯を話してもAはキョトンとして、「そんな記憶はない」と言ったそうです。

それから、特におかしなことはおこっていません。けれど、なんだか薄気味悪い話でした。



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