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猫と切り身と下剋上 6
神様はあることに気付きました。
「この時のクロ、勝負の最中によそ見をしている」
少し早送りをすると……
「あ、この日もだ」
そう……クロはいつも決まってある地点でチラチラよそ見をしているのです。
でもクロがチラ見をするその先が見切れています。
「うーん……。しょうがない、見に行くか」
次の日の朝、神様はその場所を見に来ました。
凄まじい数の野良猫が港に向かって駆けていきます。
「相変わらず凄いわね。猫の戦場って感じ? ……あら?」
神様は何かを見つけたようです。
「なるほどね。そういうことか……」




