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神様はとっても負けず嫌い  作者: そえじろう
やっぱり神様は負けず嫌い
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妹神が来た理由 5

 なんやかんやで、ヒイラギはようやく姉の神様に会うことができました。


「で? 何のよう?」


「もー! つれないなあ、姉様は……。可愛い可愛い妹がはるばる会いに来たというのに……」


「ああ~! 油断した。力を取り戻したことが逆に仇となるなんて……」


「あ! そうだ、姉様! コーヒーでも飲みますか? 確か戸棚に高級豆とおはぎが……」


「ちょっと待って!! なんであなたが人ん()の台所事情を知ってるのよ!?」


「聞きたいですか?」


「いや、いい。大体想像できる。いや、本当は想像したくない」



 ところで、あまりにも外が騒がしいので、神様は戸を開けて外を覗きます。


「なんか騒がしいけど何?」


 ――ッ!!


 なんとそこは……


 三連休最終日に暴走族のお兄さんたちとマスコミのヘリコプターと白バイ隊員に追いかけられながらも東名高速道路大和トンネル付近を独りでに爆走しているのにブルーインパルス並みに音速超え飛行をしてたそこら辺に置いてあったキッズの大切なおニューのチャリのせいで……。


 説明するのも難しい程に混沌カオスな状況になっていたのです!


 神様は何も言わずに戸をパタンと閉めます。


 そして、ヒイラギとの間合いを詰めると……。


「ヒイラギちゃん? あれは一体何? ねえ、何?」


 凍て付くような笑顔で問い詰めます。


「そんな事よりも聞いてください姉様! ヒイラギの命の木が燃えてしまったのです! 一大事なのです!!」


「いやいやいやいやいや――。どこの誰がどっからどう見たって、あのゴタゴタの方がよっぽど一大事だから!! 久々に会ったと思ったらあなた一体何してくれちゃってんの!?」


「姉様、あのゴタゴタって一言で片づけないで下さい! あれは三連休最終日に暴走族のお兄さんたちとマスコミのヘリコプターと白バイ隊員に追いか――」


「うるさい!」


 神様は妹にげんこつを食らわすのでした。


 因みに、御神木ごしんぼくの柊が丸焦げになっても、ヒイラギが死ぬことはありません。


 あれは神様の冗談です。

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