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天真爛漫な妹神 2
神様はぶすっとして胡坐をかきます。
「で? 何のよう?」
対面する少女は正座をして人差し指を床に押し当てクルクルします。
「もー! つれないなあ、姉様は……。可愛い可愛い妹がはるばる会いに来たというのに……」
少女に見えるこの人物、名はヒイラギ。実は彼女も神々の端くれなのです。
この神社の主である神様とは同じ系統の後生まれ、つまり人間社会でいう『妹』となる訳です。
「ああ~! 油断した。力を取り戻したことが逆に仇となるなんて……」
「あ! そうだ、姉様! コーヒーでも飲みますか? 確か戸棚に高級豆とおはぎが……」
「ちょっと待って!! なんであなたが人ん家の台所事情を知ってるのよ!?」
「聞きたいですか?」
「いや、いい。大体想像できる。いや、本当は想像したくない」
神様が逃げたくなるのもなんだか分かる気がします。




