神棚から牡丹餅 1
普段はおはぎが大好きな神様ですが、たまには牡丹餅がお供えされることもあります。
今回は神様に訪れた、ある棚ぼたのお話――。
神社の鳥居を潜る一人の人物。
巨漢で大きなリュックサックを背負い、ジーパンにチェック柄のシャツをイン!
神様は遠目から一言。
「オタクだ」
オタクですね。
こんな如何にもな男が一体何をしに来たというのでしょうか。
男は首に掛けたタオルで汗を拭うと、二次元美少女達が賑やかに描かれた紙袋から牡丹餅を取り出しお供えします。
「えー、わたしは牡丹餅よりおはぎ派なんですけどー」
どちらも一緒でしょう。
「一緒じゃない! はあ……、分かってないわねー。これだからバカ舌は……」
いやいや、神様には敵いませんよ。
「なんですって! わたしはバカ舌じゃないもん! 天才舌だもん! とってもグルメな神なんだもん!」
そんなことよりほら、男が何か叫ぼうとしていますよ。
「そう……僕にはわかる! 幼女の匂いがするぞ! ここには……僕が崇拝すべきロリ神様がいる!!」
これは驚きの発言です。さて、神様はというと……
「うわあああ、こいつ変態だー!!」
当然のドン引き案件です。




