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神様の大誤算 エピローグ
再び男の子が参拝にやって来ました。
「お、来たわね。このわたしにお礼でも言いに来たのかしら。まったくしょうがないわね」
どう考えたってそんな訳ありません。
男の子はガラガラを鳴らし二回手を叩くと――。
「世界が平和になりますように」
やはり相変わらずのようです。
それを見つめる神様。
少し考えると、男の子の顔面に向かってビシッと指を差します。
「今回はこれで終わりにしてあげるけど、いつか絶対あなたの願いを叶えてみせるんだから! もっと具体的な願いを引っ提げて出直しなさい!」
これは久々の神様完全敗北のようです。
「敗北? 何を馬鹿なことを言っているの? これは勝利宣言よ! だってわたしは必ず約束を守るのだから。……そう、その時がくるまでわたしはずっとここで待ってるからね」
神様はランドセルで隠れた男の子の背中に決意を投げかけるのでした。




