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神様はとっても負けず嫌い  作者: そえじろう
神様はすこぶる負けず嫌い
24/198

神様の大誤算 3

 しばらくして――。


 鳥居の下で子猫と向き合う神様の姿がありました。


「ねえ、猫ちゃん。世界ってどこだろう?」


「みゃー」


「いや、みゃーじゃなくて、わたしはまじめに聞いているんだけど……。じゃあ平和って何だろうね?」


「みゃーみゃー」


「だからみゃーみゃーじゃなくて、わたしはこんなに悩んでいるのにあなたは平和そうで良いわね」


 どうやら神様は哲学の沼にどっぷりはまってしまったようです。


「ねえ、世界平和って美味しいのかな?」


 だめだこりゃ。


 その時、あの男の子が再びやってきました。


「世界が平和になりますように」


 相変わらずのようです。


 その姿をじっと見つめる神様。


 ふと、何か閃いたようです。


「あ、分かった! きっと坊やは学校でいじめられているのよ。だから坊やにとっての世界平和はいじめが無くなること。これぞ心理だわ。いやあ、ついに心理にたどり着いちゃったわ」


 神様はお(やしろ)の奥へトコトコ入っていくと、すぐに戻ってきました。


 1機のドローンを抱えています。


「使い魔発進!」


 使い魔(ドローン)は飛び立つと、男の子の後を付いていきす。


 神様の手元のモニターでドローンに内蔵されたカメラの映像が見れるようになっているのです。


「本当、便利な世の中になったわ。本当はゴッドパワーで坊やの動向なんて手に取るように分かるのだけれど……無駄にゴッドパワーを使うと肩がこるからね。残念だなー、本当は見せたかったなー『偉大なる神の悪戯(ゴッドパワー)』。いやー見せられなくて残念だなー」


 誰も何も言ってないのに言い訳がましい神様なのでした。

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