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神様が見える女の子 3
ある日のこと――。
今日も子供役は神様。そしてお母さん役は女の子です。
「お母さんただいまー」
「ちょっと待ちなさい! クツの向きが2センチ曲がっているわ! 今すぐ並べ直しなさい!」
「お母さん手を洗ってきたよー」
「そんなのあたりまえでしょう?」
「お母さーん、おやつはどこ?」
「あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛ーーーー!! も゛ー!! さっきから、いちいちいちいち、うるさいのよあんたは!! あんたはもうお姉ちゃんになるんだからそんなの一人で勝手に食べなさい!!」
「――ッ!?」
女の子のそれとは思えないあまりの迫力に思わず神様は目を見開きました。
興奮が収まらない女の子の目からはポツリポツリと零れる涙。やがてわんわん大泣きしてしまうのでした。




