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初めての友達 プロローグ
早朝の境内――。
こたつでみかんの皮の凹凸部分を数える神様。
あのう、神様。
「なに?」
その件、もう既にやってますよ。ネタ切れだと思われたらどうするんですか?
「別に良いじゃない。デジャブってことにしとけば」
もしかして今回、出番が少なくて怒ってます?
「別に~、わたしはみかんの皮の凹凸を数えるの好きだから一生ここでこうやってダラダラしたいだけだもーん」
やはり怒っているようです。
ところで、先ほど使い魔が三日月堂の新作スイーツを買って来ていましたね。
「え! うそ!? ちょっと、それを早く言いなさいよ。すぐに食べなきゃ……これは使命感よ!」
神様のご機嫌も直ったようなので本編へ入ります。




