前へ目次 次へ 118/198 宝石を取り返せ! プロローグ 静寂に包まれた真夜中の境内。 そこに忍び寄る怪しい男達。 神様が眠るお社《やしろ》を素通りし、物音を立てずに奥の蔵までやって来ます。 扉に貼られた札には『封』の文字。 躊躇《ためら》い無くそれを引き裂いて、鍵を破壊して内部へと侵入します。 中にあるのは沢山の宝石。 ヘッドライトの明かりに照らされて、煌々と輝きを放っています。 怪しい男たちは持参した麻袋の口を広げると、次々と宝石を詰め込んでいきます。 なかなか手際が良いですね。 そう、彼らは泥棒なのです。