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神様の使命感
神様はこたつでみかんをじーっと見つめています。
「じー……」
見つめ続けます。
「じー…………」
ただただじーっと見つめて……
あのう、神様?
「何?」
もしかして暇なんですか?
「な! 違うわよ! ほら、みかんの皮って表面が凸凹してるでしょ? その凹が何個あるか数えてるの」
それを暇って言うんじゃ。
「暇じゃない! わたしは忙しいんだもん! これは重大な使命……そう、使命感。使命感ってやつなんだから!」
神様はみかんの皮の凹の部分を数え続けるのでした。
「あー! 話しかけられたせいでどこまで数えたか忘れちゃったじゃない! また一から数え直さなきゃ」




