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神様はとっても負けず嫌い  作者: そえじろう
神様はいっつも負けず嫌い
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動画配信者VS歴代最強のしもべ 1

 ここは由緒正しい大神宮だいじんぐう


 いつも参拝客で賑わうこの場所は、あの田舎臭い神社とは雲泥の差です。


 せわしなく働く多くの巫女たち。


 でもそのほとんどは学生のアルバイト。


 可愛い巫女服とそこそこ割の良い日給にいざなわれた、平々凡々な少女達なのです。


 でもそんな巫女の中にも時折、()()と呼ばれる存在が紛れています。


 例えばここで接客をしている彼女もまたその一人。



「いらっしゃいませー」


 巫女の少女が客の男に微笑みます。


「…………」


 しかし男は少女の笑みには見向きもせず、台に並んだ御守りを吟味し始めます。


 それにしてもこの男……どことなく陰険な雰囲気が漂いますね。


「ん!」


 男は小声でそう言うと、健康運の御守りを指差します。


「500円になります」


 少女がほほ笑むと……


「は? 500円になります? なりますってなんだよ。これは今500円になった訳? じゃあ、てめえは客によって値段を変えてんのかよ!!」


「すみません。言い間違え――」


「あ? てめえ客に口答えすんのかよ!! うっぜーな!! もういらねーよ!!」


 捨て台詞を吐いて去っていく陰険な男。


 巫女の少女は笑みを崩さないまま男の背中に向かってつぶやきます。


「……転べ」


 すると――。


「うわあああああ!!」


 陰険な男は石段を踏み外し、転がり落ちていきました。


 あの様子だときっと足の骨も折れていますね。


 全治3ヶ月といった所でしょう。



 少女の名前は央川(おうかわ)桜子(さくらこ)


 普段は学生のかたわら大神宮で巫女のアルバイトをしています。


 でもアルバイトだからと侮ってはいけません。


 彼女には人知を超えた才能があるのです。

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