表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ŪNDER WΦRLD  作者: 赤神裕
Scene 04:Rebel ―反逆者―
26/85

Extra 03:理解不能

みなさん、おはこんにちばんわ

それでは続きをお楽しみください

 二階、廊下、寝室前にて。扉をノックし続けても返事がない。寝ているのだろうか。諦めて一階へ降りようとすると扉の向こう側から声がする。このような行為は個人のプライバシーを侵害する行為であることは重々承知だが、聞き耳を立てて内容を把握する。


 誰かと話している。怒ったような口調で、しかし時折笑いながら。誰かと話している。一体誰だろうか。微かに聞こえるその声から男性であることは間違いない。仕事の話? プライベートな話? それとももっと違う何か?


 その話が何であるのかは分からないが、その声を聞くたびに変な感覚がする。心が満たされていくような感覚とは別の物。逆に失われていくような、そんな感覚がする。胸のあたりにぽっかりと穴が開いてしまいそうな、そんな感覚がする。


 初めて味わうこの感覚は物凄く嫌な感じだ。噎せ返るようで、体内に入れたものを全部吐き出してしまいそうなドロドロとした、モヤモヤとした、嫌な感じだ。これは知りたくない。理解不能。


 『酷くない?』という言葉が扉越しに聞こえてくる。何がどう『酷い』のか分からない。しかしそれはこの現状を代替する最も近しい言葉である。この感覚は『酷い』のだ。とにかく、その一言でしか言い表せない。


 視界も何だか揺らいでいるような感じだ。どうにもできなくなり、その場を去った。


読了お疲れ様でした

いかがでしたでしょうか


お話が気に入りましたらブクマや評価等々よろしくお願い致します!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ