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Extra 00:いじわる
みなさん、おはこんにちばんわ
それでは続きをお楽しみください
白衣を着た女の子はいじわるだった。姿の無い男はもっといじわるだった。女の子は男にいつもいじわるしていた。男も女の子にいじわるをしていた。そうやって過ごしてきた。
時に笑い合い、時に怒り合い、時に泣き合ったりもした。それが当たり前であり、ずっとそれが続くとお互いに思っていた。
女の子にとって男は良き相談役であり、心の拠り所だった。男にとって女の子は血のつながっていない兄妹のようであり、ライバルのようでもあった。
だが、成長した女の子は自分の欲に負けてマッドサイエンティストになった。成長した男もまた欲に負けて悪魔を身体に飼っていた。それでも女の子は男が好きだった。それでも男は女の子が好きだった。好き同士だったのだ。
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