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第1話 ー追放ー

私は牢獄にいる。


何の罪もない私はある日、働いている王立図書館から罪人として捕まり、大勢の民に見られながら、地下牢獄に幽閉された。


その翌日、私は兵士たちに連れられ、目隠しされたまま、知らない場所に来た。


そして、布を目から外れ、兵士たちは私を十字架に張り付けた後、兵士たちはいずこかに消えた。


いく時間が過ぎただろうか。


砂嵐は強くなり、十字架が倒れた。


今気付いたが、兵士たちは縄を砂嵐が来たら外れるよう、緩めに縛ったようなのだ。


砂嵐が過ぎると、見たことのない遺跡後や少し先にはオアシスのような景色が見える。


私は名を奪われ、元の名を使いたいが言語が通じる人々が今はいないので、使いようがなかった。


しかし、少し歩いていくと、私の物語を始めるべくして何者かが現れた。


「ほっほっほっ!」


ふくろうのような動物が、遺跡柱の上に止まり、私を見下ろす。


「ようやく会えたの。ここにはそなたのように連れて来られた者が多くいるが、天命を持った者が来るのは久方ぶりじゃ」


喋るふくろうは初めて見たが、私はこのふくろうとは初めて会った気がしないのも変だった。

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