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プロローグ
私はクレア。冒険者になる為にギルドに来た。ここ、カレンディア王国は多種多様な種族が共存する国だ。
私の集落はモンスターの襲撃で壊滅したらしい。当時、赤ん坊だった私には記憶はあまりない。そんな赤ん坊だった私を拾ってくれたのが、カレンディア王国の人達だった。集落がモンスターの襲撃を受けたという事を聞き、保護に来たらしい。
私はその後、孤児院に預けられ、そこで育った。孤児院では読み書きや計算、魔法など、必要最低限の知識を学んだ。それ以外にも、剣術の授業も受けた。
私は魔法は下手だけど、剣術は孤児院の中で一番強かった。男子にも負けた事はない。
孤児院ではいろいろとあったけど、本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。
そして今日、私は独り立ちする。自分で道を切り開くんだ。そして、いろんな出会いをするんだ!