表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヒマタギ  作者: 赤坂ラルラ
4/9

異物

この小説はオカルトが大の苦手の作者が書いた小説なのでホラー成分が非常に少ないです。

また、文章構成がまだしっかりとしていません


以上のことを予めご了承下さい

次の日の昼頃、千歳はアルバイトから帰って昼食を食べ終え、部屋で久しぶりにゆっくりしようと、いつもは寝室として使っている部屋で寝転んだ。すると、爪先に硬い何か当たったような感覚がした。


片付けをしたばかりでほとんど何も置いていないはずなので、気になってその場所を見てみると、

「何これ?」

そこには、手のひらと同じくらいのサイズの楕円形をした宝石のような物があった。


もちろん、千歳には全く見覚えがなかった。

どうするか少し考えると、花宮が言っていたことを思い出し、早速花宮のいる101号室に向かった。


このハイツにはインターホンが無く、ドアをノックして相手を呼ぶことになっている。のだが、

ドンドン「すいませーん、早川です」

花宮は一向に来る気配がしない。それどころか、物音が一切しない。


そのままドアの前で花宮が来るのを待っていると、階段を下りてくる音がした。


そちらに目を向けると、そこから姿を出したのは花宮だった。


「あ、花宮さん。おはようございます」


「ん?ああ、早川さん。おはようございます。今日はどうかしましたか?」


「えと、今日、部屋でくつろごうとしたら、爪先に何か当たったので見てみたら」


と、言い楕円の物体を見せる。


すると、花宮の顔つきが、穏やかな雰囲気から一転し、真面目な顔で例の物体を見ている。


その顔は徐々に近づき、キスでも出来そうな距離になり、ゆっくりと花宮が口を開いた。


「それを、こちらに渡してもらっても構いませんか?」


「え、あ、はい」


千歳は素直に楕円の物体を花宮に渡した。


「それでは、一応ついてきてくれませんか?といっても、目的地はすぐそこですけど」


「は、はい。ついていっても構わないなら、」


(どこにいくんだろう?すぐそこって・・・え?)


千歳の考えはすぐに無意味なものになった。


「すいませーん、開けてくださーい」


花宮は、自分の部屋から一つ奥のドアをノックしていた。


しばらくすると、ドアがゆっくりと開き、そこから顔を出す男がいた。


その男の顔は肌を気に掛けている女性と同じくらいか、それ以上に白く、千歳も内心少し引くほどだった。


「なんだ?・・・ああ、それか。んで、部屋はそこの嬢ちゃんのとこか?」


「流石だな、その通りだ。早川さんこっちに来てください」


「え、あ、はい」


目的地が非常に近くて、一歩も歩いてなかった千歳には二人の会話は聞こえなかったが、自分が呼ばれていることは分かったので、走って花宮の元へ向かった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ