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夢咲  作者: かんな
2/2

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その日のHRは

いつも以上に

うるさかった。


放課後になってからも

先生への質問が絶えなかった。


私はそんな人達をよそに

掃除をするふりをして、

隣のクラスの元木先生を見に行っていた。

(やっぱりかっこいい…)


そんなことを思っていたらさっきまで必死で先生と話していた あかねが

「何見てんの!?」

「えっ、びっくりした。

別に何もないよ…」

「うそだー!動揺してるじゃん。もしかして、元木先生のこと狙ってるとか?」

「ちっ違うよ。」

「ふーん。そうか…

私に嘘ついても無駄だよ。バレバレ(笑)」

「いや…。狙ってはないけど、カッコいいかなみたいな。」

「先生なんか興味無いとか言ってたのは誰だっけ?」

「だって一目惚れだからしょうがないじゃん!」

「まぁ私は林先生狙いだから別にいいけど」

そう言ってあかねはまた

林先生の元に行ってしまった。


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