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世界でも注目されている元プロゲーマーは、隣の幼馴染のせいでVTuberになる  作者: 白崎奏
3章 VTuberの開花

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第94話 配信開始

「皆!こんにちは~!!!!HESKAL1期生の光マナだよ~」


さて、マナの配信で今回のコラボは始まった。

何をするかについては、俺は分かってない。

他の人たちも分かって無さそうだ。



「さてさて、今回はこのメンツでオフで会ってま~す」


ー違和感が2名

ーネスイw

ー新参のネスイ居るのいまだに謎

ーたぶん一番困惑しているの本人だぞ

ーマナの家ってえぐいらしいね

ーアクリスが豪邸って言ってた

ー見てえ


さて、この場には案外7人くらいしかいなかった。

いや、7人も居るという表現が正しいか。


7人で円のようにして配信している。

ちなみに7つモニターがあるのだが、全部マナの家のやつらしい……………。


とりあえず順番に配信で簡単な自己紹介だ。


そして4.5期生である俺が最後だった。


「あ、HESKAL4.5期生の白海ネスイです。なんで呼ばれたのかは分かりません」


「いええええええい」



「まじで最初に思ったんだけどさ、ネスイ顔がえぐい」


「それなあああ」


「まじでそうなのよ」


まず最初は俺の話題だった。

だが、その話題を切り出した人はまだ関わったことのない方だった。


そんな人にまで認知されているとなんか嬉しい。


「そんなことないですよ……………皆さんお綺麗ですし」


なんで皆美人なんだ。

年齢はおそらく大人の方から高校生の方だろうか。


「さてさて、今回の配信何をするでしょう!!!」


ーネスイと氷が居るってことはFPSかな

ー7人オフコラボなら人狼とか?

ーまあ大人数で出来るやつか

ー何しても面白いだろこのメンツ


「ちなみになんですけど、今回の企画は伝え忘れてたのでこのメンバー皆知りません!!」


ーは????

ーいや草

ーかわいそすぎだろ

ー流石にえぐいw

ーやってることやばいw

ーまあ対策とかできないしいっか 


「何してんね~ん」


「おい~ww」


「ごめんね~」


本当に何してんだか……………。

周りも皆笑ってる。


「さて、アクリス、何をすると思う?」


「そうですね。やっぱり対戦型ゲームとかなんでしょうけど奇数なんですよね」


まあ確かに言われてみれば、7人だと人数差が出てしまう。

流石に対戦系ではないのだろうか。



「正解は~~3vs4でやる![ancient craris]チーム最強決定戦!!!!!!」


いや、まあ色々突っ込みたい。

まず、3vs4?人数差はどうなった?


あと[ancient craris]ってなんだ?聞いたことないぞ。


「あの~…そのゲームはどんなものですか?」


さっきから黙って横に居たもえがそう聞いた。

彼女から喋りかけるのは珍しいな。


「このゲームは、最高5v5で出来るFPSだよ~!」


いや、結局はFPSなのね。

思わず突っ込みかけた。


だが、マナとかFPS出来るのか?

HESKALは別にFPSゲーム専門ではない。

麻雀とか音ゲーとか雑談メインとかいろんな人がいる。


「さて、チームはこんな感じだよ!!」


あらかじめ決めていたようだ。

とりあえず今配られた資料を見る。


Aチーム

白海 ネスイ

八神 もえ

アーラル・ベル


Bチーム

風山 氷

光マナ

アクリス

黒山 葵



こんな感じだった。

アーラル・ベルさんはちょっと知らない方だ。

けれど、案外チームバランスは整えているのかな?

まあそうだと信じたい。


「じゃあ、これでAチームとBチームに分かれてやろ~」


ー結構良いぞ

ーいい勝負になりそうw

ーネスイを3人側に入れたのはいい判断だ

ーよきよき

ーもえがネスイ側なのか


「さて、じゃあゲーム起動するから待っててね~」


俺たちは離れてpcを移動したりしているのを傍観する。

配信はBチームが場を繋いでくれている。


「あ、ネスイか、はじめましてだな」


「あ、えっと。ベルさんですね。よろしくお願いします!」


さっきネスイを話題に出してくれた方だった。

白髪で、白い肌できれいな方だ。


「ベルでいいよ。もえも頑張ろうな」


俺の後ろに隠れているもえは小さくうなずいた。

姪っ子みたいでちょっとかわいい。


「ベルは何期生なんですか?」


「ああ、1期生だ。だから一応もえとは同じなんだが……」


ああいう感じだから仕方ないか。

夜音いわくもえは友好関係が少ないらしい。

まあ皆違って皆良いって言うし、別にいいけどね。


「まあ俺もなんでこんななつかれてるかはさっぱりですね……」


若干服をつままれてる気がするが気のせいだろうか。


「ベルさんはFPSとかできるんですか?」


「まあまあかな。忙しくてHESKAL杯とかは出れないんだけどさ」


「何かほかにしてる仕事があるんですか?」


いや、聞かない方が良かったか?


「イラストレーターだね。HESKALの立ち絵も書いてるよ」


「え?そうなんですか」


イラストレーターとVTuberの兼業か。

そういう人も居るんだな。


「まあ楽しいしこの生活もいいね。あ、ネスイ呼ばれてるよ」


ん?ベルの指さきにはマナがちょっと頼むようにして呼んでいた。


「ん?どうした?」


そう言いながら俺は近づいた



「えっと、よく考えたら別視点が居るってことに気が付いて……ネスイも配信してくれない?」



まあ、やるしかないよね。







アクリスのキャラ変えました

落ち着いた感じにしました

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