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世界でも注目されている元プロゲーマーは、隣の幼馴染のせいでVTuberになる  作者: 白崎奏
3章 VTuberの開花

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第76話 初3D配信

《初3D配信withたくさん動く!》


「こんしろ~」


ーこんしろ~

ーネスイが動いてる…

ーすげえ

ー全体図が動くのって良いな

ーついに3Dやるのか

ーペースおかしいなあ

ー手が動くの可愛い


「さて、初の3D配信~いぇーい」


試しに万歳のポーズとか動いてみる。

案外ビジュが崩壊することもなく、なんか感動する。


「さて、まあ今回はスポーツゲームということで…」


「まずはテニスしますかあ」


ーネスイの運動神経どうだろ

ーFPSしかこの人しないからなあ

ー案外普通だろ

ーゲームだから結局は技能だろ

ーこのゲーム感度強いから結構運動神経出る

ー体力結構減る

ー出来る人は出来るらしい


このゲームに難易度は3つある。

イージー

ノーマル

マックス

最高難易度のマックスは現役選手並みの実力を再現しているらしい。


「難易度はマックスで…」


ー!?

ー???

ーさらりと難易度マックスw

ー最高難易度は普通に敵強すぎる

ー現役選手でやっと勝てるくらいらしい

ーじゃあもう無理じゃねえかw


「よしやるかあ」


専用機器も手足に付けた。

とりあえず練習時間で色々触れたので最低限の動きくらいは出来るはず…


配信画面は主にゲーム画面。

けれど右下に自分の姿も入れる。

ちゃんと動いてることを確認してもらうためだけだが…



「練習でノーマルはやったけどちょっとむずかったんだよね。」


ーマックス選んだ理由にはなってない

ーノーマルと戦えるのすごい

ー案外動けるのか

ーネスイこれで動けたら男の敵だ

ー顔良くて運動できる。なんだこいつ

ーだから推せるんだけど

ー現実味ないVTuberだな


「さて、やるか」


流石にミニゲームモードだ。

本格的にやると試合時間が長くなるかもしれないし。


ミニゲームモードの中でも設定で2点先取にした。

長くやっても面白くないしな。




さて、相手からのサービスだ。

やはり最高難易度、サーブもギリギリを付いてくる。

威力も大きく、正確なサーブに返すのがやっとだ。


そしてその隙を敵はスマッシュで撃ち返す。

ただ、軌道を予測してなんとか返す。

そんなラリーをずっと繰り返す。


ただ、流石に体力が減ってくと、俺も返すのが遅くなり、

相手に1点を取られる。


0-1


「はぁはぁ」


ーこいつえぐい

ー運動出来る奴だこれ

ーなんでそんなに太刀打ち出来る?

ーサーブ反応できた時察したわ

ー経験者?


「いや、経験者じゃないよ」


なんなら俺はインドア派だからスポーツをしない。

学校で体力テストとかはするけど、友達がいないから好評もする人が居ない。

夜音には言ってるけどなんも言われないからどれくらいなのか分からない。


「さて~まだまだ始まったばかりだし頑張ろ~」


ー視聴者置いてかれた

ー本当に運動出来る奴かもしれん

ーこれ勝ったら勇者

ーいや、流石に…

ー八神もえ/頑張れ

ー!?

ーえ?

ー本物で草


「あ、もえ…。頑張るわ!」


まさかもえからコメント来るとは思わなかったな。



さて、2球目は俺からサーブだ。


タイミングよく飛んで、ラケットの真ん中にボールを当てるイメージだ。

頭の中で、イメージトレーニングを済ませて打った。


案外良いところに入り、相手もめちゃくちゃ強い返しではなかった。

このチャンスを見逃さず、俺は攻撃に回る。

まずは試しに左右に振ってみる。


だが、相手はCPUなのでしっかりと返してくる。

だんだん先を読まれるようになったので攻め方を変える。


「行け!ドロップ!」


次は相手コート内の手前にボールを打つ。

敵も流石に間に合わず、そのまま俺に1点入った。


1-1


さて、あと一点取ったら勝ちだ。


「落ち着けば行けるぞ…。」


ーデュースないのか

ーペースえぐいな

ー2点マッチだからほどよく見れる

ーネスイのプレイはまず飽きない

ーテニス分かんないのにすごいというのは分かる。


「相手からのサーブさえ打てたら…」


俺は全集中して感覚を研ぎ澄ます。


まず相手はCPU。

さっき刺さったサーブをもう1度打ってくるだろう。


さっきの軌道、威力、スピード、それらを思い出し…


相手が打った瞬間俺は定位置に着く。


「行け!」


このまま耐久勝負になったら体力負けしてしまう。


ならば、ここで決めようじゃないか。




全てを読んだその玉、そしてそれらに合わせて腕を振る。

距離感、振るスピードを意識し、最後まで振り切る。



ジャストミートした玉は弧を描かず、そのまま突き刺すように直進した。


ネットすれすれを通り、ギリギリのラインで着弾するとそのまま跳ねていった。



「よっしゃあ」


完璧なまでの球速に相手も間に合わず、このまま俺の勝ちとなった。


ー??????

ーおめでと!

ーこいつ…アスリート?

ー少なくとも人間はやめてる。

ー2点先取でもなかなか勝てないぞ

ーこれは少なくともバケモンだ

ーめっちゃ喜んでるの分かる


流石に最高難易度はぶっつけ本番で戦った。

凄く強いと言われてたのでどうなる事かと思ったけどきれいに決めれてよかった。


「さて、別のスポーツやるか」


「あ、アーチェリーあるやん」


ー弓w

ーこれは…

ーまあ銃と弓は違うし

ー弓のあるゲームをやり込んでないことを祈る



さて、【world war】で期間限定で復刻した弓の感覚を取り戻すかあ………………




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