表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界でも注目されている元プロゲーマーは、隣の幼馴染のせいでVTuberになる  作者: 白崎奏
3章 VTuberの開花

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

75/141

第73話 罰ゲーム配信(の傍観)

「さて、やるか」


『いやだああああああ』


『お願いネスイ。今度なんかおごるから………………ね?止めよ?』


「無理」


『ああああああああああああ』


さっきから叫び続けるひなと、ひたすら媚を売りにくるプリームが居る。


そう、今日はホラゲー配信だ。

チャンネルはプリームのところでやる。


なんでホラゲー配信をするか。

きっかけは簡単だ。




HESKAL杯後の記念配信でこいつらはまあちょっと暴れてた。

俺のチャンネルは別に放送禁止用語で埋めたいわけじゃない。


だからこの2人に罰?というか戒め的な形で罰ゲームを与えたのだ。



ということで今からやるのはホラゲーだった。



ちなみに俺はホラゲー耐性がある。

なんなら今回やるゲームはやったことあるゲームだ。




じゃあなんで俺もプリームの配信に出るかって?


こいつら絶対逃げ出すからだ。




『うぅ………………』


プリームが涙声になりかけながらも配信が始まった。





『ど、どうも…プリームの登場、だよ。』


『HESKAL3期生の、清城ひな、なんだぜ……よ、よろしくなんだぜ』


「いやお前らいつもの勢いどうした」


ー待ってた!

ーきちゃああ

ーこんぷり~

ーネスイ初めての他チャンネルじゃね

ーほんとだ

ー初っ端から面白い

ーひないつもなら下ネタから始まりがちなのに

ー静か~


すごいな…

プリームはこれでも300万人以上登録者が居る。

そして今回は、90万人の登録者が居るひなも居る。


コメントも流れるスピードが凄く早い。

スパチャの頻度もやばすぎてちょっと怖い。

コメントの中には俺の視聴者も居るみたいで安心する。


「さて、まあ2人が今からホラゲーやってくれるということで」


『ああああああああああああああああああ』


『ネスイ様~。今なら間に合うのでお許しを~』


「☆無☆理☆」


ーネスイにっこにこだなw

ーひなの叫び声は健在か

ーこいつらホラゲー苦手過ぎて案件すらあんまやらないよね

ー耳潰れそう

ーまだ始まってないってま?

ー何のホラゲーするの?


「えっとホラゲーは【dead girl】って言うのをやっていきます」


「やったことあるんだけどストーリーが凄く良いんだよね」


結構最近のゲームだ。

ホラゲー界隈では凄く話題になるほどにストーリーが作りこまれている。

普通に感動するものなんだが、1部の人は怖すぎて逆に涙が出るらしい。


「あ、クリアまで耐久ね」


『あばっばばばばばっばばば』


『ざんね~ん。枠が足りないよ~♡』


「あ、枠なら明後日の夜まであるんで」


『ああああああああああああああああああああ』


ー明後日wwww

ーくっそ長くて草

ーそっか冬休みか今。

ー明後日は12/30か

ーもういっそこれで年越せよ

ーひなはもう壊れてて草。

ーこれホラゲーに耐性ある人はすぐ終わるからサクッと出来て楽しい。

ー耐性無い人は地獄

ーこれ心臓止まるかと思った。

ーゲーム初見です


「さて、やりますかあ。あ、俺は操作せず傍観するだけなんで」


操作済みの俺がやっても面白くない。

ここは2人で楽しんでもらわなくちゃ。


『そ、操作は………………』


『わ、私がやるよ……』


操作するのはプリームで決まった。

さて、こっから俺はただ見るだけだ。



「では2人とも頑張って~」


こうしてゲームの耐久配信が始まった。




『え、えっと…』


『たぶんまずは進むだけ………………?』


『屋敷の雰囲気怖いんだぜ』


『なんか前にいる………………』


『ああああああああああああああああああああ』


『ぎゃああああああああああああああ』


『首取れてったって……』


『や、や、や、やばい』


ーん?

ーなんも見えてないwwww

ーこいつら察知能力高すぎだろ


『はあはあはあはあは』


『ぷ、プリーム。先に進もうなんだぜ………………』


『う、うん』




『あああああああああああああ』


『首がああああああああ』


『後ろにも居る!!』


『ぎゃあああああああああ』


ーこいつらうるさすぎだろ

ー耳潰れる

ーここそんなにびっくりするとこじゃない

ーまだ0.01割くらい

ーここで驚いてたらもう無理

ー全然まだ怖くない

ー怖いとしたら次


『ね、ねえ。とりあえず読みましょ。』


『え、えっと。殺してあげる?え?殺s』


『ああああああああああああああ』


『きゃああああああああああああああああああああ』


ー!?

ー急だなw

ーちょっとびっくりした。

ー急に笑顔になるのやめて…

ーまだ序盤の序盤なんだよなあ


『え、…………また戻ってきたのか』


『じゃあまたあの子に会うってこと?』


『行こうぜ…』




『え、えっと。


 「どうやらあなたもループに嵌ってしまったのね。私と一緒。死ねないのね」


 ほ、ほーん。死んでも死ねないってことね』


『な、なるほど?』


『「まあこの館には怨霊がたくさんいるの。見つかったら死んじゃうから気を付けてね」

 だってさ』


『ストーリーとかあるの?まったく分かんないんだぜ。』


ーう、うん

ーあるよ(戸惑い)

ー※これチュートリアルです

ーチュートリアルなのかww

ーこれまだ説明なのよ

ーこの配信終わる?

ーたぶん一生無理


「あの~。お二人さん」


『うわああああああああ』


『びっくりしたあああああ』


「勝手に存在消さないで?」


ーあ、忘れてた

ーネスイいたのか

ー黙ってたら気が付かねええ

ー2人とも完全に忘れてるの草


「これチュートリアルだから。せめて本編まで早く進んで…」


『え?これ本編でしょ?』


『うんうん』


ー草

ー洗脳されてて草

ーもう無理だよ

ーチュートリアル(1時間)

ーまだチュートリアル2割くらいなんだよな

ー※別にチュートリアルは長くないです。こいつらが長くしてます

ーおんなじとこでびっくりし過ぎで1時間は草。



流石にこいつら…チュートリアルで2時間とかやらねえだろうな…


「ちょっと心配になってきた。」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ