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世界でも注目されている元プロゲーマーは、隣の幼馴染のせいでVTuberになる  作者: 白崎奏
3章 VTuberの開花

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第58話 初案件

《初案件はあのゲームでした》


「こんしろ~」


ーこんしろ~

ーおめ!!

ー案件はや

ーまあそれもそっか

ー楽しみにしてた。


ついに、俺にも案件が来た。

その一発目は【end world】のVR版をしてみるというもの。


【end world】にプレイヤーを増やすためでもあるが、VR版の宣伝の効果もある。

先日しっかり話し合ったので大丈夫だろう…



「というわけで今回、初案件が来ました!【end world】のVR版を頑張って遊びます!」


VRゴーグルは自分の持っているやつを使う。

ただ専用のコントローラーだけは流石に借りた。


「さて、ゴーグル付けますか」


頭からゴーグルをはめると、FPSがより立体になった。


「うお…すげえ」


ーどうなんだろ

ーちょっと立体感ましてね?

ー配信じゃ分かりにくいなあ

ーでも明らかに変わってる

ー視野が集中的になってるかも


「では、これでマッチ行ってみるかあ」


とりあえず試験プレイなのでカジュアルで行く。

待機島で銃などを撃ってみる。


「うわ。めっちゃすげえ」


本当に手から銃が出てるみたいだった。

【world war】と本当に似ている感じがして、今なら全力が出せそうだ。


「ちょっと頑張ってみるかあ」


カジュアルということもあり、激戦区に降りて試してみる。


「武器とかもわかりやすい」


視界に直接とらえられているのもあるからか、視認しやすい。


「さて、敵も倒して見るか」


やはりFPSは何と言ってもこの対人戦にかかっている。


ーいつもより滑らかだ

ーフレームレートたか

ー720ww

ー出すぎだろw

ー高性能すぎ


目の前に居た敵に試しに撃ってみる。


【world war】と感覚は多少違うものの戦っている感じはまさにそれだろう。

この数年間積み上げてきた実績が披露される時間だ。


「やべえ、めっちゃやりやすい」


どんどん近くに居る敵を倒す。

サブマシンガンもエイムが合わせやすく、与ダメージ量も増えていく。


「めっちゃ弾当たる」


ーふええ

ー当たりすぎ

ーそんな当たるw

ー前でもえぐかったぞ

ースナイパーとかどうなんだ?


「スナイパーか、使ってみるか」


ちょうど近くにあったので武器を切り替える。


「あそこの敵狙ってみよっかな」


自分の今手にするコントローラーで、敵にエイムを合わせる。


案外簡単に合わせれて、頭にも当たる。


「案外行けるぞ!」


ーええ

ーあれ、ネスイって機種なんだっけ

ーキーマウだった気が

ー今使ってるの…

ーコントローラーwwwwww


「あ~。コントローラーが案外行ける」


一応他のゲームとかでコントローラーを使うから手にはなじんでいる。

とはいえ、キーボードとマウスよりは少しぎこちない気もする。


「とりあえず、このマッチ勝つかあ」


カジュアルということでそこまで敵も強くないので、俺はどんどん攻めていく。

今までにやったプレイよりも、命中率は一段と上がった気がする。


「やべえ。気持ちいい」


ー気持ちよさそう

ー見ててもすげえわ

ーさくさく動いとる…

ーこれ欲しいなあ

ーちょっと気になってきた



あまりにもさくさく動くことで、見えた敵もすぐに倒せる。


「あ、もう残り人数1人やん」


もちろん、岩の裏に居るというのをさっき見たので、すぐに詰める。

どうせならショットガンも使ってみよっかな。




岩の裏に居た敵はアサルトライフルを構えて出てきた。

そして、俺をめがけて撃ってくる。


【world war】みたいな感覚。

つまり弾避けもしやすくなるのだ。


来た弾を冷静に避ける。


前までは遅延の関係でよけにくかったが、今なら全然余裕だった。


「よし、行ける」


相手が弾切れをしたときすでにショットガンの射程圏内だ。


「お~け~」


ーきもい

ーなんだあれ

ー避けてんの?

ー流石にまぐれだろ

ーまさかな


「あの、思ったよりえぐいわ」


正直VRに変わっただけなので、そんなにプレイ映像とかは変わんないかなとか思っていたけれど、

いざ使ってみると、滑らかに動くし、視界も分かりやすくなった。


「これさ…ランク回さね?」


ーいやいやいや

ー流石にダメだろ

ー良くない気が

ー運営側に聞かないとなあ

ーカジュアルも暴れすぎてやばいけど


「あ、運営には許可もらったよ」


打ち合わせが終わる直前に一つ聞いたのだ。

すると、相手側は何か期待するかのような顔をしながら許可を出してくれた。


「だからやるかあ」


ー運営なにしてんねん

ーまあ…

ーランクマね…

ーほぼ普通の配信なんよ

ーまあ面白いからよし


「あれ」


ランクマを始めようとしてあることに気が付いた。


「あとちょっとでマスター帯じゃん」


マスター帯


これは【end world】の1つの目標点でもあった。

最高ランク帯、そして世界人口の上位1000人だけが入れるレジェンドマスター帯の道でもあった。


このマスター帯からはランキング形式へと変わる。



「じゃあ、これでマスター帯上がろっかな」


ーそんなノリでw

ーマスター帯って結構苦戦するんじゃなかったっけ

ープロでも時間かかる

ー難しい

ーなのに…

ーてかこれこのマッチで行く説もある

ー怖い怖い



「よし、やるか」



案件動画で、最高ランク帯に到達する配信が始まった。



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