第17話
「「かしこまりました」」
2人が揃って言った。
「では」とカクシが箸に手を伸ばすのを静止する私。
「違うよ、口屈しで」
「「はい?」」
「そうだな~カクシが固形物担当で一里塚が水分担当ね!」
私は構わず説明を付け加える。
「じゃあ~最初はお茶が飲みたいかな。はい!」
「~~~~~~!」
「一里塚・・・衣耶音さんをお待たせするな、手早く!」
「~~~畏まりました、カクシ様。・・・・失礼します、衣耶音さん」
そう言うと一里塚はお茶を口に含み、椅子に座り待つ私に覆い被さる様にして自分の口から私にお茶を移す。
「んっ・・・ぷはっぁ・・・どうですか?」
「ん!中々上手だったよ。もしかして慣れてる?」
「そんな訳ないだろう!初めてだ!!」
顔を真っ赤にして否定する一里塚。照れ顔って可愛いよねぇ。と思いながら一里塚の胸を鷲掴みにする。
「アッ!んんっ!」
「敬語忘れんなよ・・・・な?」
更に胸の先端を親指と人差し指の第二関節で力の限りつねる。
「痛っ・・・・!うくっ!・・・はい、すみません・・・!」
ギリギリと両胸の先端を指で捏ねる。
「すみません!すみませんでした!もう二度と間違えません!!」
「そう。それで良いんだよ~」
私は手を放す。一里塚はその場に膝から崩れ落ちて激しい息遣いをしてる。
「次は鮭食べたいなぁ」
「はい!租借は致しますか?」
「それはしなくて大丈夫だよ~」
次はカクシが一口サイズに切った鮭を咥え、私の膝の上に乗ってくる。小さくて届かないからね。
「しつれいしましゅ・・・」
しょっぱい鮭と甘い唾液が流れ込んでくる。
「美味しいよ、カクシ」
「ありがたき幸せです」
「さぁ次々食べさせて~!」
「「はい!」」
美幼女と美女が顔を真っ赤にして裸エプロンで口移しでご飯を食べさせてくれるなんて・・・・。チラチラ見える普段見せちゃいけない部分も私の幸せを加速させる。
「んあっんっぷはっ」
「ぺろ、うんっくちゅ」
「「いかがでしたでしょうか?衣耶音さん」」
「最高だよ、ご馳走様でした」