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ユニーク賢者の異世界大冒険  作者: ハヤテ
第6章 結成、ユニークなレギオン?

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第96話 そして、「俺達」は今日も行く

 今回はエピローグ的な話ですので、前回以上に短めです。


 (本当に、色々あったなぁ)


 ギルド総本部へと向かう途中で、春風がそんなことを考えながら歩いていると、


 「どうしたの、ハル?」


 と、リアナが横から尋ねてきた。


 「ん? いや、レギオンを作る事を決めてから今日まで、色んなことがあったなぁって」


 「ああ、確かにあったねぇ」


 「特に驚いたのが、アリアさんだよぉ。まさか、レギオン名が決まってすぐ、長かった髪をバッサリ切ったんだから」


 「うんうん。あれはびっくりしたよねぇ」


 そう、実はレギオンの名前が決まってすぐに、アリア……否、アリシアが短剣を取り出し、春風達の目の前で自身の髪をバッサリと切ったのだ。本人曰く、


 「断罪官としての私は、もう死んだのだから」


 と、それまでの自分に別れを告げるという意味を込めたものだという。


 しかし、その時に身につけた戦闘技術まで捨てるつもりはないそうで、現在、彼女は拠点を守るガードマン的な役割を担っている。


 春風とリアナがその時のことを思い出していると、


 「おーい、アーニキー!」


 「ハル兄さーん、リアナ姉さーん!」


 と、少し離れた位置でアデルとルーシーが呼んでいるのが見えた。


 「行こっか、リアナ」


 「うん!」


 2人はすぐにアデル達の側に駆け寄った。


 そして、ギルド総本部受け付け。


 「すみません、仕事を受けにきました」


 「わかりました。ただ今受けられるのは、こちらになります」


 そう言って、受け付けの職員は春風達にいくつかの仕事を紹介した。


 「それじゃあ、今日はこれとこれで」


 春風はその中から2つの仕事を選んだ。


 「はい、わかりました」


 受け付けでのやり取りが終わると、春風達は総本部を出て、シャーサルの外に繋がる門に向かった。その後、門番のロナルドに挨拶すると、門を潜ってシャーサルの外に出た。


 外に出ると、春風はリアナ達の方を向いて、

 

 「よおしみんな、今日の仕事は、目当ての魔物を討伐しつつ、薬草の採取をする事だ。わかってると思うけど、決して無理はせず、みんなで帰る、これ、大事な事だからな」


 「うん」


 「ああ、わかってるよ」


 「は、はい、頑張ります!」


 3人の返事を確認した春風は「よし」と頷くと、右腕を突き上げて宣言する。


 「ハンターレギオン『七色の綺羅星(セブン・スター)』、お仕事開始だぁ!」


 『オオーッ!』


 春風のその言葉に、リアナ達も右腕を突き上げて返事をするのだった。

 

 


 

 これで、第6章は終了です。「第5章のその後の話」をテーマにしたので、短い話数になるかなと思っていたら、思った以上に長くなってしまいました。また、今回初めて登場した春風達のレギオンの名前ですが、「カッコ悪い」と感じたら申し訳ありません。


 ともあれ、次回は本編をお休みして、暫くは新しい間章を書いていきますので、これからもよろしくお願いします。

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