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夢の跡  作者: 常務
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ソフトの使い方

 会社の小さな会議室で三人が座って話し合っている。一人は上司の村上(むらかみ)(とも)()、三十路前にして部長にまで登り詰めた。もう二人の前に座って今度の発表の打ち合わせをしている。新商品が業界の発表会で発表されることになっている。半年頑張ってチームで作り上げたシステムのお披露目だ。三人とも少し舞い上がっている。

「PPTはこれでいいよな」

「随分と見やすくなりましたし、使い方も簡潔に紹介されています」

「大丈夫だと思います」

 技術担当の栖原(すはら)(こう)太郎(たろう)、学生時代からシステムエンジニアを目指していて、その夢を今ここで実現している。毎日の仕事が楽しくて仕方がない。ただし、納期前は忙殺されて憂鬱になり愚痴をこぼしている。

 そのお相手は決まって宣伝担当の小塚(おづか)(はる)()だ。二人は発表のために打ち合わせをしたり、それぞれのチームと共同作業をしたりと随分関わっている。

 そのプロジェクトは少し特殊で、組織からは少々引き離されている感じになっていた。直轄の技術部門と宣伝部門を村上が仕切ることになっている。だから随分スリムな組織構造で働く者も活発に動き回れる。そのような構造を以降も社内に広めようと、このプロジェクトは第一号の実験でもあるのだ。みんな責任をひしひしと感じながら半年間全力で走ってきた。

 いわゆる集大成である。打ち合わせに熱気が入り、すでに三時間が過ぎていた。

「発表原稿のここはもう少し文言を正確につめた方がいいと思います。ユーザーが入力するので主語をはっきりとさせましょう」

「うん。以降も主語と述語の関係を見ていきましょう」

 ユーザーとサービスベンダが密着したシステムで、両者のやり取りが精密に示される必要があった。その利便性と確実性が最大の売りなのだから。

「最初からだな」


 原稿をもう一度最初から見直していく。赤ペンがどんどん入り、会話が絶えない。そんなガラス張りの会議室の周りにデスクのある社員たちは時々目線を送りながら手元の最後の仕事に勤しんでいた。発表は三日後に迫っている。

 突然会議室のガラスのドアが開けられた。手元を見ている三人が一斉に注目した。

「会議中失礼いたします。稲葉(いなば)という方が急用で至急に栖原さんに連絡を取りたいそうで、3番電話口で待ってます」

 稲葉(いなば)(ひろし)、栖原の高校からの友人で今でも月二回程度で会っている。気が合うし、彼と一緒にいると悩みが飛んでいってしまうのだ。それが最高のリラックス。彼は大人しく会社で働いているはずで、急用とは珍しい。同じくIT会社で技術研究員としてプロジェクトに携わっている。ライバルでもあり、競い合い高め合う仲間でもある。

「今は離れられない」

 栖原は腕時計を見た。

「三時間後に掛けなおすから待ってくれないかと返事してもらえませんか」

 私用の電話なので恐縮気味に頼んだ。

「分かりました。一回伝えます」

同僚の困惑気味で歯切れの悪い返事が耳に引っかかった。

 ということはよっぽどの急用なのかも知れない。

 村上は気を使って、

「いや、一回休憩にしないか。もう三時間以上続いているんだ」

「大丈夫です。私事で申し訳ありません」

「電話があったからだけじゃない。集中力ももう持たないし、一回休憩しよっか」

「そうさせてもらえると嬉しいですね」

小塚はずっと隣で黙ってみていたが、休憩は本心から嬉しかったみたい。

 その流れで二十五分後に再開することにした。気を使わせて申し訳ないと頭を下げて会議室を出た。


「もしもし」

「済まない、この時間に電話をかけて」

「大丈夫か。何があった」

「こっちで情報漏洩が起きて大変なんだ、助けてくれないか」

「え?漏洩、俺が助ける?」

 一般的に情報漏洩の場合は専門の部署が対処する。情報のレベルにもよるが、社会に向けてアナウンスする場合は広報も協力する。公的機関や専門の第三者委員会に介入させることがあっても「情報」がゆえに私的に社外の人間に関わらすことはないのだ。常識ではないか。彼は何を頼んできているのだ。

「そんな大事にはなってない。だから頼みたい」

「この電話じゃどうにもならない。会議中だ。休み時間を作っていただいてしまった」

「悪い。分かった。急で済まないが今日中にどこかで会えないか」

「今日中に?!」

 こっちも発表の打ち合わせや準備で手が離さない。昨日も深夜までの残業で今朝文句を小塚に言ってきたばっかりだ。それは難しい。

「こっちも大変な仕事で立て込んでいるんだ。今日中どころか今週は難しいよ」

 発表を含めるとそんな期間になる。ただ、彼の言う漏洩も気になる。できることなら対処して助けてやりたいと思う。第一その快感が好きで堪らない。

「そんなー、どうにかならないのか。一生のお願いだ」

 珍しい言い方だった。一生のお願いをよくされるけど、彼からは初めて。

「んー、今日はとりあえず無理だ、明日の夜中に時間ができるかもしれない。それも今日の進み具合だ。また連絡するよ」

 事実そうだった。残った打ち合わせを済ませて修正を施すと今日はとりあえず夜中に回る。明日の打ち合わせ次第で彼に会えるかどうかが決まる。

「わ、分かった。連絡待ってるよ。参ったなもう」

 弱気になる彼が意外だった。普段はその自信に満ちた物の言い方が心配なくらい強かった。

「急にそんな事を言ってきてもどうしようもないよ」

 一応小言を言っておいた。こっちだって暇じゃない。

「じゃとりあえずそういうことで、お願いするよ」

「あいよ」

 素っ気なく電話が切れた。ちょっとムッとした。随分上からだ。

 とりあえず会議だと思って腕時計を確認したが、一息つくくらいの時間がまだ残っている。頭をクリアーにしてこないと。これからも三時間くらいはかかると踏んだ。

 

 結局その晩の打ち合わせは午後八時にまで延長してしまった。この様子じゃ修正は今夜中に終わらないだろう。彼の頼みはどうしても難しくなった。

「大丈夫?今日」

「え、大丈夫って」

「午後、電話来てなかった?」

 小塚に心配された。

「あー。たいしたことない私用だった。職場に掛けてこないでと言ったのに」

 実際はいつでも良いから何かあったら連絡してきてと普段から言ってある。そのあとスマホで未着が十件以上たまっていた。仕方ない選択だったみたい。

「あれ、急用じゃなかったの」

「あいつがそう思い込んだだけ」

 詳しいことは説明したくなかった。ライバル関係にある友人同士でややこしい。

「何か困ったら言ってくださいね。今日の分に関しては少しは手伝えるから」

「ありがとう。困ったらまた頼むよ」

「遠慮しないで」

 二人の距離は近くなかったが、いつも愚痴を言い合っているせいか、ほかの同僚よりも話しやすかった。

「コーヒーでも入れてこよっか」

「悪い、頼んでも良いかな」

 手元は止まらずに素早く文字をタイプしていく。こうでもしないと間に合わない。タッチタイピングはこの職業を目指すと決めた日から練習してきていたのでもうすでにお手の物だった。まずパソコンというものはカナ文字や漢字を認識する前に図柄と色として認識していた。親によると三歳になる前からパソコンを触っていた。その時では随分と高級品だったみたい。今ではテレビよりも身近にあるものだ。時代の移り変わりを感じた。「三種の神器」はもう歴史の教科書に載せられ始めているのか。

 コーヒーを両手に彼女が近づいてきた。

「はい。今日はお砂糖が多め」

「ありがとう」

 会議の後はおにぎりとお茶一本で夕飯を済ませた。ちょっとでも早く修正に取り掛かりたかった。彼女もそのようだった。だから糖分補給も兼ねているつもりだろう。

「じゃあたしもしてくるね」

 と言って彼女自分の仕事に戻った。俺は顔だけ彼女に向けて、

「無理しないで、そろそろ家に戻ったら」

「ある程度は今日中に終わらせておかないと間に合わないの、心配はいらないわよ。社内に泊まる用意はロッカーに置いてあるんだから」

 そこまで考えてきたのか。自分もそうすれば良かったとその固い頭を叩きたかったが、指だけは動きを止めるわけにはいかない。

「そうなんだ」

 ちょっとした後、彼女は資料をノートパソコンの上に載せてこちらのテーブルにやってきた。どうも彼女のチームの人間は皆すでに帰宅してしまったみたい。

「ご一緒させてもらうね」

「あぁ。どうぞ。もうみんなは帰ったのか」

「うん、さすがにそこまで残ってもらうのは申し訳ない」

「自分は頑張っているじゃないか」

「あたしは好きでやってるだけ、頑張ろうと思ってやっていないよ。趣味」

 仕事を趣味とできる人間がずっと羨ましかった。まあ、言っても自分も趣味に近い。

「いいなー。趣味だって言える所」

「栖原さんも趣味って言うくらい熱中してるじゃない」

「趣味と言えば趣味だけど、さすがにここまでは欲しくないね」

「今は特別じゃない」

「そうだなー」

 会話を交わす間もキーを叩く音が広々とした閑散なオフィスに響いている。そしてそれがリズムよく協奏しているみたいだった。二人が使っているパソコンのキーボードは違っていたので、叩く心地と音は違っていた。こういう仕事をしていると、それが気になる時がある、家電量販店に入っては好きそうなキーボードを見て回ることがある。叩いてみて心地を見る。そんなマニアックな趣味を彼女も持っているのか、それを考えながらプログラムのコードを直し始めた。今日でもいくつかのバグが技術班から上がってきた。もうだいぶ動作試験を行ったけど、毎回少なからず改善の余地が見つかる。俺の小さい時、パソコンの更新が不思議に思ったことがあったが、この仕事をし始めた後はその苦労も少しは分かってきた。

「明日の夕方、見通しはどう?」

 聞きたいのは終わるかどうかだった。

「明日の夕方までは厳しいじゃないの、明後日の新幹線に間に合うかじゃない」

「新幹線は何時のだったっけ」

「確かお昼の出発だった」

「お昼に終わるのか、はあ」

「また愚痴なの、キーを叩きながらなら聞いてあげるよ」

「今は遠慮しておくよ、新幹線でゆっくりさせて」

「えっ、やめてよ、新幹線は楽しみにしてたライブのビデオを見るの」

「また何か巡回公演でもしてたのか」

「去年の公演でね、それが新しい仕掛けと振付がすごいって評判なのよ」

 調子が上がってきた。彼女の好きなアイドルの話になるとその口は三十分でも一時間経っても閉じることができなくなる。

「そのすごい仕掛けとかは新幹線のあとで感想を聞かせて」

 いつもそれを話の交換条件にしてきた気がする。それでお互い都合よく需要供給の原理が成り立った。

「うん。そうするわ、ここ直すの大変、いつもタイミングがずれちゃう」

 広報ならある程度動画や画像の処理ソフトの使い方を習得することもあるらしいけど、彼女はちょっと苦手だった。ただ文章を考えたり、アイデアウーマンとしては非の付け所が無かった。

「とりあえず放っておいて、後で見に行く」

 プログラミングだけでなく、大学の授業で画像処理や動画編集も授業に入っていた。最初はいらないのにと思って暇をもてあまして課題を適当にこなしていたけど、いつか使えるかもと先輩に言われてからはそれに気づいて真剣に演習作業をするようになった。こうしてここでも生かされている。

「ありがとう、本当助かる」

「まだそのソフト苦手なのか」

「もう、機能が多いのを良いことに操作が難しい」

「大体君たちが扱うレベルを裁くのにそれくらいは必要だよ」

 プロの宣伝物を扱う作業環境だ。言わずもがなあのレベルのメーカーが思い付くだろう。

「このビデオの編集を『オッサン』に任せたらよかった、あー後悔!」

 『オッサン』、広報チームにいる編集マン、難しい案件は大体最終的に彼の助けが必要となる。言わば最後の砦的存在だ。

「最初から無理に背負わ過ぎない方がいいって言った気がするよ」

「今回のプロジェクトは会社の実験で先駆になるかも知れないって言うからついに張り切ちゃって」

「上手く載せられすぎだろう」

「そっちも同じじゃないか、こんな時間にまでコードを直す技術部は見たことないわよ」

 手元に目線を落とすと十一時を過ぎている。

「それは俺がここでやってるだけ、普通のように家でやってる人がたくさんいるよ」

「嘘ッ」

 実際納期に間に合わず、家で徹夜でやりくりする人の方が多いみたい。

「時間が決められてるからね、仕事って」

「それはどこも一緒じゃない」

「やってみないと分からないのかな」

「いや、もう今回の仕事してて思ったのよ」

「うん?」

「技術部の人間はすごいって」

「あー確かに今回はみんなオーバー過ぎだよ」

「倒れちゃうじゃないかって思うくらい平気で朝九時から午後五時まで休まずにパソコンの前にいるじゃない」

「手が止まらないのよなあいつら」

「休憩とか、食事とかはどうしてるの」

「家で済ませてきたんじゃないか」

「そんな上手い話」

「俺はお昼休憩きちっと取ってるけどな」

「あなたはそんな走りきる人じゃないから心配していない」

「冷たいな」

「実際そうじゃない。隙を見つけては油を売りまくる」

「こうしてここで仕事をこなしてるけど」

 会話をしている間にも手は止まらない。どんどん画面が移り変わっていく。コードを消すは付け足し、頭を働かせてプログラミングをしていく。

「あ、そういえば、あなたは呟かないのね」

「コードを?」

 一人でコードをつぶやいたり、変数を言いまわしたりしながら組んでいく人もいる。

「そう。いつも静かじゃない」

「それでも頭でやってるよ」

「分かってるよ、会話しながらでもできるって良いなーと思って」

「一人で黙々とするのは中学校までだった」

「勉強?」

「高校入ってからは周りがうるさい方が集中できた」

「だから今も会話しながらやった方がいいわけ?」

「そうかな、さっきよりは進んでるよ」

「それじゃ良かった。こっちに来て」

「ん?」

「最初邪魔になるかなとか思って五分くらい一人でやってたけど、やってられないって思ってこっちに来た」

「最初から来たらいいのに、いつも誰かと話したり、考え事をしたりしながらやってるよ」

「じゃ今度からそうするね」

「そっちこそ話しながらよく言葉が思い付くね」

「慣れてるの。何か指示を出しながら仕事するの」

「もう何年やってるんだっけこのポスト」

「んっと、あれこれ五年はあるわよ」

「長いな。それなのにソフトで困るの?」

 彼女は途端に恥ずかしそうになった、

「だって、使えないものはうまく使えないだもの」

 その瞬間彼女が少し下に向くのを見るのが彼にとっては心くすぶられる。

「分かったよ。今度これが終わったらもう一回初めから教えようか?」

 断られると思って聞いてみた。彼女のプライドはそうさせるまい。

「本当?いつも誰かから聞けないかなって探してたけどなかなか見つからないの、それじゃ教えてよね」

 自分で言い出しておきながら、

「お、おう。分かったよ。また時間の合う時に」

「わー、良かった、これで一人前に仕事ができそう」

 ソフトが上手に使えないからと言ってそこまで思わなくても良さそうなものに。彼女はもう十分チーム全体を取り仕切り、一人前の仕事をし続けてきた。だから今回も大任に選ばれたのだった。

「でも、すぐにできると思わない方がいいよ。少々時間は掛かる」

「ふーん、でも栖原に教わるとすぐ出来ちゃう気がする」

「そんなに期待されても」

「だって、すごそうだもの」

「全然すごくないよ。色々運が良かっただけ」

 実際そうだった。チームには自分よりもうまくコードをデザインできる人がいくらでもいた。自分はたまたま色々な巡りあわせが良くってここにいると思うようにしている。そうでもしなければ他人に顔向けられない気がする。結構毎日のミーティングが苦痛だったりする。

「それも実力のうちじゃないの?」

 そう言われて苦笑いをしてみた、用法を間違っていないのか。

「進んでるか」

「まあ、今日はここの所でいいっか」

「俺ももうあと一か所で終わる」

「この後どうする」

 もうすぐカレンダーがページをめぐる。今から何をしようと言うのか。

「休まないと。明日も重労働だ。そうしないのか?」

「そのまま帰るのも良いけど、気分入れ替えたいなー」

「また行くのか」

「悪いの?」

「いや、別に」

「一緒に行こうよ」

「俺も?」

 びっくりしてタイプしている手が止まった。

「楽しんでから仕事した方が捗るよ」

「あそこには似合わないや」

「まあ、確かに男が行くのあまり見かけないけど」

「だろう?」

「じゃ、お先に」

「おう、一日お疲れ」

 彼女は先にテーブルを片付けてオフィスの外に向かった。今から彼女は深夜も空いてる密かなマッサージサロンに行くのだ。行きつけで癒しの空間らしい。まさか今日そこに誘われるとは思わなかった。実は彼女とは同い年だが、生活スタイルが全く違う。彼女は自宅以外にも友達の家に泊まったり、バーに行ったり、飲み友達もいるみたい。前に彼女に言われたことがあった、

「栖原もそういうバラエティーある暮らしがいいと思わないの?」

 答えはノー、全く羨ましくないしそうしようとも思わない。家が一番落ち着くし、仕事自体は愚痴っても苦痛じゃない。それで十分。これ以上は逆に疲れる。

 今日も終電をぎりぎりで捕まえてお風呂はシャワーで済ませて早々と寝たい。ビールも良いなと思ったが、明日の晩を想像してみたらやめた。彼とは必ず酒場に行くはず。

 こっちも素早くコードの最後の確認をしてパソコンの電源を確実にオンにしたまま会社を後にした。徹夜でパソコンを回させておきたいジョブがある。


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