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夏生詩集3

朝の一歩から

作者: 夏生

朝の一歩は 無理して 軽い

俯くな、と 明るすぎる 日の光


呼吸は内に 鼓動は早く

次へ 次へと

滞りに怯えて

いつも通り それが幸い と

眼差しが 行き交う


やるべきことと

向き合って

型にはめた言葉と

型にはめた笑顔

の防護を着けて

働き手の 一部になって

発動する


震えてばかりの情は

上着のポケットの中に

眠らせて

なんのために

顔を見せたら

「生きるため

活かすため、その他いろいろ」

と答えておく


処世術の言葉を

ひととおり

唱えた

心が軽く鳴った

錯覚のあるうちに

仕事をはじめる























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