朝の1人騒ぎ
朝、飛び起きた。
"はっ! 遅刻する!!"
そして、家の中を慌ただしく走り回る。
ご飯を食べてる余裕なんかない。
学校で食べることになるのだろう。
しかし、冷蔵庫の中身は水や紅茶だけ。
いや、誤解がある。
朝に食べれるようなものがない。
パンやご飯、玉子焼きなどのおかずがない。
朝食のことを考えながら、身の回りのことをやる。
着替え、歯磨き、髪を梳かしたり、学校に持っていくものの用意。
その他もある。
普通は前の日に学校の用意をするなどとは考えるなよ。
朝起きて時間ギリギリになりながらも急いで用意するような人間はいるのだから。
そして、準備が整って目覚ましを消そうとした。
何故か……。
滑った……。
急いで走ると滑ることもあるだろう。
でも、私が滑ったのは家の中。
もう一度言う。
滑ったのは家の中です。
床がピカピカでもツルツルでもない。
そんな床。
よく見てみると……よく見なくてもビニール袋があった。
滑った後の心境は、驚きだった。
(うわっ! こんなところにビニール袋……。 家汚いな。 そこら中にビニール袋があるし……。 掃除しなきゃ、流石にヤバイだろう。 てか、ベタな展開を自分が経験するなんて……。)
また、いつまでもそのまま転んだ状態でいるわけにもいかない。
打った頭にたんこぶできたかもなんて考えながら鞄を持った。
そして、ビニール袋にふざけんなっと罵って家を出る。
物にあたっても意味ナインダケドネ。
後日、またギリギリの時間に起きた。
寝ているところが特殊で自分の部屋ではない私は、寝ていたところから飛び降りて走る。
今度は……。
ペットボトルに滑った。
……。
…………。
滑ったというより、踏み潰して滑った。
同じ滑っただけど、少し意味合いが変わらない?
まぁ、そんなことは置いておくとして……。
(なんでこんなところにペットボトルがあるんだよっ!)
こんな心情だった。
転んだ時に受け身をとった両手が痛い。
ちなみに勢いよく踏んづけた足も痛い。
いろんな意味でこの家が嫌になった。
ゴロゴロペットボトルは転がってるわ、ビニール袋が散乱してるわ。
もう、ほんと掃除したい。
朝からこんな衝撃は辛い。
朝からの衝撃は遅刻するかもしれないというものだけで充分。
そんなこんなで、ペットボトルにあたり、心が荒みながらも準備して、学校へ行った。
その日、私は家にゴロゴロと転がっているペットボトルを回収袋と言う名の大きなゴミ袋にいれ、ビニール袋を1箇所にまとめた。
ちなみにペットボトルはお店とかで回収されている場所に入れにいった。
リサイクルしてますよ、ちゃんと。
兎に角、朝は危険がいっぱいです。
気をつけてください。
私のように変な転び方をすれば、目なんか一瞬で覚めますよ?
驚きと痛みで……。
でも、外で寝ぼけてる時の事故は危険。
例えば、赤信号を渡るとかね。
赤信号を渡るのは危険ですから。
まぁ、私も急いでいるときはやってしまうようになりました。
何をとは言いませんが……。
くれぐれも、やらないように……。