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許可

作者: きょうり

じぶんの感覚がわかんない。


生きたくない。

生きたくなくて、いいよ。

死にたい。

しにたくていいよ。


ずっと、言葉に出せなかった思い。そんなことを感じてはいけないと、存在を否定し続けた感情。


もう、頑張りたくない。

もう、頑張らなくていいよ。

助けて欲しい。

助からなくてもいいよ。


嘘だ。本当のはずがない。許してくれないくせに。

そうだね100%完璧には、思えないね。で、他には?言いたいことは何がある。


きついのは嫌。

きつくてもいいよ。

嘘ついちゃう

嘘ついてもいいよ。

わかんない。

わかんなくていいよ。

できない。

できなくていいよ。

甘えちゃう。

甘えていいよ。

愛されたい。

愛されなくていいよ。

ダメになっちゃう。

ダメになっていいよ。


頭の中から出てくる言葉が途切れてきた。

嫌な感情を無視してたら、いい感情なんてわかんなくなった。だから、無理やりひねり出した自分にとっての嫌かもしれないことを書き出した。全部に許可出していくとどこか、反応した。

そんなはずない、嘘だって、疑う反応。

本当にいいのと泣きたくなる反応。

体が楽になる反応。

肩が強張って、息が苦しくなる反応。

自分が思ってることすらわからない。けど、許可していくと、違う感覚がある。すぐにでも無理と感じるものもあれば、特に反応がないものもある。

きっと、これが許せない感覚なんだろう。そっか、ちゃんと感じることできてたんだ。なーんて、あっさりと納得できればいいのに。やいのやいのと、感覚がわかったからなんだと責め苦調。


書いて気づいたこと。無理だとか、嘘だという反応のトーンが悲壮だったな。今度はトーンでも変えてやってみようかな。嘘だと責め立てるような口調なら、あーはいはい、嘘ね嘘と心底それがどうしたのかさっぱりわかんないや、ま、いいかとあしらう口調にする。それなら、感じたきつい感覚が楽にならないかな。




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