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Fate  作者: 朝夜鯨
16/16

タイトル未定2026/09/26 19:29

=====2026年6月13日16時17分=====

「セックスしろ」

「は?」


「セックスしろ」

「は??」


いきなり何を言い出すんだ。


「ランサーどういうことなんだよ。なんで時南先輩を助けるためにセックスする必要があるんだ!」


「嫌なのか?」

「いや……嫌、じゃあないけど…」


「こいつを助けるには魔力が必要だ。

けどな、こいつの魔力量じゃあぜーったいに足りない。

ちなみに俺はできない。俺はこいつのサーヴァントだからな。そもそもこいつの魔力で出来たんだ」


もう分かっただろ?と言わんばかりに俺の肩をぽんと叩く。


「今、俺たちは仲間のはずだぜ?協定を持ちかけたのはそっちだしよ。

ほれ、早くしろ。さもないと死ぬぞ」


「あーもう、うるさい!!!どっかいっててくれ!」


「おう」

と言いキュロスとどこかに出かけて行った。


と思ったら、キュロスのやつが一人で部屋に入ってきた。

少し何か期待する。


「おい、童貞卒業、よかったな!!

童貞だからめちゃくちゃするだろうが、あーんまりおどおどすんなよ!!女の扱いに困ったら呼べ?俺はその手のプロだからな!!!

はーはっはっはっは!!!!」


めちゃくちゃニコニコしてやがる。

冷やかしかよ。


———いや、本当に二人っきりになっちまった。

この狭い部屋で、ベッド一つに男女二人。


———しかもめちゃくちゃ美人な先輩!!!


先輩の服に手を伸ばす。


「はぁ、やっぱりできないよ。

いや、そもそもこの人、俺を殺そうとしていたじゃないか。

ここで死んだって別に…」


「はぁ、初恋、なんだよなぁ」


「先輩、先輩は、どうしたいですか」


「私は、構いません」

息も絶え絶え、しかし熱を帯びた声。先輩。


「先輩?起きたんですか」


「ずっと、起きてましたよ。まだ死んでないんだから、当然でしょう。

というかランサーが大袈裟なんです。

魔力でもう応急処置もしましたから、死ぬことはありません」


「私は、ですが。

魔力がなくなりますと、ランサーが消えます。

私は、この戦争に参加できなくなる。ただそれだけ」


「良かったじゃないですか。何がダメなんですか」


「君は、いい子だから。色々とあるんです。

やるのは君です。君がやりたくないなら、無理強いはしません。

ただ、私は、君に抱かれても構いません」


火照って真っ赤になった頬。とろんとした瞳。

健康とは言えない危険な汗。静かな空間に沁みる吐息。


俺は先輩の服に今度こそ手を伸ばした。

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