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「コンクリイト」

掲載日:2026/05/11

初投稿、初書きです。

お手柔らかに

「私は死んだ、死んだのだ。」

自堕落でなんの起伏もない生活

ただ波に流されるだけの人生

男はそう語る


初めはそんなつもりもなくただ何となく憧れを持ってみたかった。

ある日の正午

男は音を聞いた。

耳が削ぎ落とされそうなほどのキインと響く不快な音。

それは男の背後から少しずつ近づいてくるように感じる。

男は振り返るが、そこには何も無い。

ただのコンクリイトで出来た道のみである。


その夜、友人にその事を相談すると

「其れはお前の人生だ」

と言う。

「何を馬鹿なこと言ってるんだ。」

と、男は呆れるように友人の家を後にする。

しかし男はその音の正体が気になり、

道行く人にその疑問をぶつけるかのように人にぶつかる。

それ程に男は気にしていた。


男は病気ではないかと医者を尋ねると

「其れはお前の人生だ」

と、医者は言う

あいつと同じ言葉だと男は気づく。

一言一句違わぬそれは事実なのだろうか。

男は益々気になり始める。


ある日、またあの音が聴こえる。

忘れもしない不快な音だ。

背後から迫るその音は以前よりも大きく聞こえた。

男は振り返るが、そこには何も無い。

ただのコンクリイトで出来た道のみである。

同じ場所で同じ音を違う距離で聴いた。

男は一度来た道を戻り、同じ道を通ってみた。

しかし其れは聞こえない。

男は期待ハズレだとでも言うようにその場を足早に去った


友人と医者の言葉が気になり最後は先生に聞きにゆく。

「其れはお前の人生だ」

先生は言ふ

やはりあの言葉だ、一言一句違わぬ奇妙な出来事

男は訊く

「なぜ、そう思うのですか。」

「それはおまえ自身がよく分かっているでしょう。」

男は考え、こうさつする。


ある日、男はあの忌々しい道を通る。

が、

音は聞こえなかった。

男は振り返るが、そこには何も無い。

ただのコンクリイトで出来た道のみである。


男は気づいた

「私は死んだ、死んだのだ。」


初めはそんなつもりもなくただ何となく憧れを持ってみたかった。

或る日の正午

男は音を聞いた。

耳が削ぎ落とされそうなほどのキインと響く不快な音。

少しずつ近づいてくるように感じる。

男は振り返るが、そこには何も無い。

ただのコンクリイトで出来た道のみである。


その夜、友人にその事を相談すると

「其れはお前の人生だ」

と言う。

「おまえの言う通りだ」

と男は呆れるように友人の家を後にする。


男はもう一度医者を尋ねると

「其れはお前の人生だ」

と医者は言う

あいつと同じ言葉だと男は気づく。

一言一句違わぬそれは事実であった。


或る日、またあの音が聴こえる。

忘れもしない不快な音だ。

迫るその音は以前よりも大きく聞こえた。

男は振り返るが、そこには何も無い。

ただのコンクリイトで出来た道のみである。

同じ場所で同じ音を違う距離で聴いた。

男は一度来た道を戻り、同じ道を通ってみた。

しかし其れは聞こえない。

男は期待ハズレだとでも言うようにその場を足早に去った


今度は先生に聞きにゆく。

「其れはお前の人生だ」

先生は言ふ

やはりあの言葉だ、一言一句違わぬ奇妙な出来事

男は聴く

「それはおまえ自身がよく分かっているでしょう。」

男はこうさつした


或る日、男はあの忌々しい道を通る。

が、

音は聞こえなかった。

そこには何も無い。

ただのコンクリイトで出来た道のみである。


そこには、何も無い

ただのコンクリイトで出来た道のみである。

答えは明確にありますが、お好きに考察してください

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