消臭と妖精食妖精
「臭い!臭いよお姉ちゃん何とかしてよ!」
「無理・・・鼻曲がった」
「曲がってないから何とかしてよ」
「消臭・・・消臭の妖精・・・いるのかな?」
「知らないわよ。お姉ちゃんが何とかしてよ」
「無理よ妖精の事なんだからアスカとかに頼みなよ」
「妖精に妖精を呼ぶ力とかはないわよ」
「ないな。妖精を呼んだりする力はない」
「妖精の国とかあるんじゃないの?」
「ないわ」
「連絡とかは?」
「とったことないわ偶然他の妖精に会う事はあってもわざわざ会ったりしないし」
「冷たいのね妖精って」
「そんなことないぞ俺はこんなに燃え上がってるぞ」
「そうよ私の恋の炎も燃えてるわ」
「そういうことじゃないわよ」
「しかしこのくそ暑いのに窓を開けてないといけないって問題だろ」
「そうよお姉ちゃんアスカの力にも限界があるんだから何とかしてよ。臭くて暑いなんて最悪よ」
「くっくくくく愉快じゃ人間が苦しむ姿はとっても愉快じゃ」
「もう来た?消臭?」
「くくくくっ違うぞ・・・わしはコーヒーの妖精じゃ!くらえ!!【コーヒー豆ハリケーン
】!!!」
「痛い痛い痛い!コーヒー豆投げつけるとかどんな攻撃よ!お姉ちゃんなんでこんな変な妖精呼んだのよ!」
「私が呼んだわけじゃないよぉ」
「大変そうだな。もう俺の炎で焼いてやろうか?」
「サンジ・・・そもそもお姉ちゃん殺しに来たはずじゃ・・・」
「そんなことは、もうどうでもいい。今は美味しい妖精が食べたいだけだ!」
「そうよ私たち2人愛と妖精を食べて生きていくわ」
「なんかちょっと怖くなってきたよ」
「何をごちゃごちゃっとやっておる!!くらえ!!追加の【コーヒー豆ハリケーン
】!!」
「痛い痛い!!早く焼いちゃってよサンジ!!」
「よし来た!!」
「待て!!そいつは生け捕りだ!!」
「真子なんでだよ。俺は食べる気満々だぜ」
「消臭だ!!消臭の為だ。コーヒー豆は消臭に使える」
「なんだよ消臭って臭いなんて俺は感じないから気にしないのに」
「本当よコーヒー味の妖精美味しそうなのに」
「了解よ真子!!この網であっさり捕まえるわ」
「何をふざけた事を言っているんじゃ!!【コーヒー豆ハリケーン】」
「痛い!!ちょっと真子近づけないよ」
「大丈夫だ沙月!策がある!!」
「なに?どうするの?」
「我慢だ!!痛くても我慢して網で捕獲しろ」
「なんの策にもなってないよぉ」
「それしかない」
「そうよ。お姉ちゃんなら出来るよ」
「完全に他人事だと思って適当言ってるよね」
「とにかく頑張れ」
「もう!!」
「さあもう一度食らうがいい【コーヒー豆ハリ・・・」
バサッ!!
「捕まえたわ・・・すごく痛かったけど・・・」
「やった!!お姉ちゃんすごい!!顔も腫れててすごいことになってるけど・・・」
「よくやった。後はこいつにコーヒー豆いっぱい作らせて消臭剤にするぞ」
「くそー離せ!!俺はお前らの為にコーヒー豆とか作らんぞ!!」
「なーなんかこいつうるさいしやっぱり食っちまおうぜ」
「そうそう香ばしい感じがして美味しそうよ」
「なっ・・・お前ら妖精食妖精か・・・?」
「何それ?知ってるサンジ?」
「知らん」
「お前ら・・・妖精を食らう妖精の天敵ともいえる妖精妖精食妖精を知らんのか?」
「知らないわよ」
「ああ・・・恐ろしい絶滅したと思っていたのにこんな所で出会うとは・・・」
「そんなんじゃないわよ私たち」
「そうだな食べてみたら美味しかったってだけだしな」
「えっ?違うのか?違うのに妖精を食うのかお前ら・・・」
「食うよ。コーヒー豆出さないんなら役に立たないみたいだし俺は食うよ」
「私も食べるわよ」
「・・・出す・・・出すから見逃してくれ食べないでくれ・・・」
こうして部屋が臭い問題は解消された。




