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6畳の戦争 部屋に入ってきた妖精を虫だと思って、殺虫剤をかけちゃったら大戦争になった話  作者: 南蛇井


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11/18

腹痛とトイレと紙とう〇ちと

「はっ腹痛てぇ・・・何とかしてくれ・・・」

「とっトイレトイレは?」

「妖精ってトイレいるの?」

「いるわよ!野糞は恥ずかしいでしょ」

「ほう・・・妖精にも恥ずかしいとかあるのか」

「真子感心している場合じゃないわよ。これは切実な問題よ」

「どうした急にかしこまって」

「うんお姉ちゃんらしくない真面目な感じの発言だね」

「いつでも真面目だもん」

「っでなんだっていいんだ」

「だっておしっこは塩を作るのに使っているけど、う〇ちはするところもないしした後の後始末が・・・」

「確かに・・・野糞をするのは良いとしても糞と一緒に寝たりするのは確かに嫌だな」

「確かにって言うか普通に嫌だよ真子っちゃん。ここはお姉ちゃんが何とかするしかないね」

「何とかってどうするのよ」

「例えば・・・燃やすとか?」

「無理だ乾燥させないと燃えないぞ」

「じゃあ・・食べる・・・とか」

「食べないわよ!」

「そう・・・残念」

「残念じゃないよぉって言うか本当にう〇ち・・・」

「えっお姉ちゃんしたいの?」

「うん」

「なんでよカビ食べてないしお腹壊してないよね」

「でも・・・したい・・・真子・・・トイレ・・」

「あるわけないだろ。あきらめろ。まあお前の部屋だその辺の隅ですることぐらいは許可してやるぞ」

「いやよぉこんな所で、う〇こなんて出来ないよ」

「じゃあお姉ちゃん次はトイレの妖精を呼んでよ」

「ああ・・・それは・・・たすかるわ。早く呼んでよ」

「だから私が呼んでるわけじゃないよ」

「もーれーるーわーよー」

「もーれーそーだー」

「やーめーてー!!トイレの妖精来てよ!!」


「お前ら!!お前らの悪行三昧俺が成敗してくれるぞ!!」

「なんか来たよお姉ちゃん」

「なんかは来たけど・・・」


「俺の名前はケント!!紙の妖精ケントだ!お前らの悪事を裁き捕らわれの妖精を救いに来たぜ」


「紙かぁ・・・」

「まて沙月がっかりするのはまだ早いぞ。あれはあれで必要だぞ」

「真子なんで?」

「おまえ用を足した後そのままでいる気か?正気か?」

「ああっ本当だ。気が付かなかった。あいつ大事、大事だね。さあ紙の妖精トイレットペーパーを出しなさい」

「何を言っているんだお前ら俺はお前らを倒しに来たんだ!要求なんかすんじゃねぇ」

「ケント!!悪いことは言わないそいつのいう事を聞いてトイレットペーパーを出すんだ。さもないと俺の炎でお前を焼き尽くすことになる」

「サンジ・・・おまえそんな苦しそうな顔してひどい目にあわされてるんじゃないのか?なぜそいつらをかばう?」

「説明している暇はないトイレットペーパーを置いて帰るか俺に焼かれるかどちらかを選べ」

「何を言っているんだ!俺はお前を助けに来たんだぞ!」

「助けたいと思うなら紙を置いていけ!!」

「だからさっきから何言ってるんだ!?」


バサッ!



「捕まえたわ!捕まえたわよ!」

「お姉ちゃん縄!」



ギュッと机に縛りつけてやった。


「さあ紙を出せ」

「サンジお前どうしたんだ本当に俺は助けに来たんだぞ」

「うるさい・・・紙を出せ!燃やすぞ」

「あぁ悪いサンジも素敵ね」

「くそっ正義が悪に屈するとは・・・」

「正義が勝つんじゃない強いやつが勝つんだ」

「真子っちゃん悪役みたいだよ」

「本当悪いよね」

「この場の1番の悪はサンジだろ」

「確かに」


「さあお姉ちゃん次こそトイレの妖精よ」

「あとは頼んだぞ沙月」

「お願い沙月もう限界よ」

「すごいプレッシャーなんだけど妖精と、う◯ちのダブルプレッシャー」


「サンジ!アスカ!助けに来たぞ!」

「なんか来たけど・・・見た感じトイレの妖精っぽいけど・・・」

「食べたくないな」

「やだぁあの妖精便器の形してる食欲失せるぅ」

「ねえサンジあれはやっぱりトイレの妖精?」

「トイレだ・・・トイレの妖精アレクだ。あいつならトイレを用意できる」

「そうねさっと捕まえてさっとトイレを作らせましょう」


「あっケントお前も捕まってるのか?もう大丈夫だ俺が助けてやるぞ」

「待て!罠だ来るな!!」


バサッ!!


「捕まえたわ!!さあトイレを出しなさい!」

「アレク!!今すぐトイレを出せ」

「なんだ?どうしたんだ?サンジなぜこんなことを!」

「うるさい!いいからトイレを出せ」

「そうよ時間がないわ。もう待ったなしなのよ」

「意味が!意味がわからんぞ!」

「わからなくていい!!早くトイレを出すんだ!」

「わっ分かった・・・」


そして出てきたもの・・・。


「おまるじゃん」

「おまるだね・・・」

「した後の物・・・処理に困るな」

「でももう無理・・・する!!!」


そして1人の人間と2匹の妖精はすっきりした。





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