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第3話 スキル

腰に結んである「とんでもポシェット」に、1冊の小さなノートが入っていた。

このトートを取り出し書かれていることを読んだ仁。そこには、このサバイバルな異世界で生き抜くために有用な技能について書かれていたのだが・・


ポシェットに入っていたノートには薬草とその使い方について書かれていた。


まず、薬草についての説明だ。

体力を回復する薬草、怪我を治す薬草、解毒用の薬草、解呪の薬草、魔力を回復する薬草の5種類の薬草について書かれている。


また、それらの薬草で作るポーションの製造方法も書かれている。


ポーションには低級から最高級まで品質別に5クラスのポーションが存在する。

クラス4と5のポーションは「ガラス瓶」でなければ保存できないらしい。


次に、スキルの使い方についても書かれている・・。

透視、索敵、鑑定、隠蔽、隠密、ヒールの5種類だ。


俺にそのスキルが有るのかどうかは分からない・・。

だが、書かれている説明の通りにスキルを発動してみた。


読んだ通りにやってみると・・上手くいかないが手応えを感じる・・。


書いてある通りに10回ほど試してみた。

・・・で、出来た!!


人体の透視は未だ上手くいかない。

だが、物理的な壁や持ち物、衣服など、生体以外のものは透視することができる!


あ・・透視眼で人を見ると・・衣服が全て透けて見えてしまう・・

だが・・・これで女性を見るのは極力止めておこう・・


索敵・・透視に似ているが、探す対象を絞ると対象物だけが光って見える。

試しに、さっきの果物屋に並んでいた「リンゴ」だけを思い浮かべると、リンゴだけが光を放っている。


鑑定・・これはいわゆる「ステータス一覧」を見ているような感じだ。

原理は分からないが、本人の名前や魔法属性、天職やスキル、それぞれのランクやレベル、そして身体ステータスが分かる。


身体ステータスに異常があれば、その部位が赤く点滅するようだ。


何人かは身体的ステータスに異常が見受けられたが、重大な問題では無さそうなのでい知らないフリをした。


隠蔽・・これは文字通り対象物を隠す能力だ。

試しに、足元に転がってる石に「隠蔽」を発動すると石は消えてなくなった。

しかし、蹴飛ばしてみると、そこには明らかに石が存在する。

お陰で、足の親指を少し痛めてしまった。

隠蔽は生体以外の物に対して有効だと書いてある。


隠したい物に布をかけ、その布に隠蔽を発動すると、対象物は見事に消えてしまった・・


隠密・・これは、相手に悟られないように行動することが出来るようだ。

試しに、数人で会話している大人たちの間に入り込んでも、誰も気づかなかった。

周囲からは俺の姿や気配が消えたらしい・・


最後にヒールだ

先程痛めた足の親指に「ヒール」をかけてみた・・。


ステータスでは指先が若干赤く点滅していたが、その光が薄くなった。

しかし・・治っては居ない。

癒やすことはできても、治癒する能力は無いようだ。

ただし、ヒールを施すことによって、本人の治癒能力を上げる事はできるようだ。


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