序章・二部【傲慢な業】
真人「時制の眼1/1000!!」
「1/1000の世界で、何が起こったのか知ることなく死ね!」
自分以外の時の流れを遅くし、極限まで強化された肉体で謎の男に切りかかる真人
ザシュッ!!
真人「うっ...」
「うぁぁあああああああああああ...!!」
切り落とされた左腕を抑え悶絶している真人は言う
真人「なにしてんだ!カイナ!早く治療しろぉ!」
「何のためにてめぇを全回してやったと思ってんだ」
「この役立たずが、少しは役に立てや!」
「うっうぅ..」
カイナ「ごっごめんなさい...」
「再構築」
再構築されていく真人の左腕
真人「はぁはぁ...」
(なんなんだこいつ、どうして1/1000の世界でこんなに自由に動けるんだ?)
???「恵まれて生まれてきたやつなんてみんな同じだな。」
「都合が悪くなれば自分かわいさに他人を見捨てる」
「まぁそれは俺も同じか...」
真人「岩石砲」
「弱体付与」
「広域光弾爆撃」
次々に攻撃を浴びせていく真人
真人「MP回復しろ!」
カイナ「はっ...はい」
真人「おせぇよ、言われる前にやれ!」
???「もういい??」
真人「なんできかねぇんだよ!!」
「主人公の俺が負けるわけない!転生時に神様だって言っていたのに!」
「うぉおおおおお!」
???「どこまでも可哀そうな奴だな...」
真人「テンス・アイ1/10000!!」
「終焉の鍵」
「これで終わりだ!うおおおおおおおお!」
ズボッ
頭蓋から指を抜く謎の男
???「これでこいつの記憶は全部か。」
カイナ (真人でも勝てないなんて...)
「ごっごめんなさい...私はやれって言われて仕方なく...」
「許してください!私、ヒーラーとしては結構自信あるので、傷をお治しいたします!」
???「いい。傷負ってないから。」
カイナ「じゃあスタミナ回復しますね!」
「疲労回h」
???「だるっ」
爆発音とともに、かつて人だった肉塊が無残に飛び散っている
???「主人が死んだとたん手のひら返しかよ。ほんとどいつもこいつも...」
???「次はどんなイキり野郎とヤれるかな?」