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序章【戦慄の開幕】

「真人!きめて!!」

「いけ!まさ!!」

「終わらせてッ!!」



うぉおおおおおおおおおおおおおお!!!




俺の名前は多比真人たび・まさと、この物語の主人公だ。


二十歳の俺は信号無視のトラックから少女をかばい、無事死亡...


気づけば見知らぬ世界に迷い込んでいた。


元の世界では家族や友人、恋人にも恵まれ、幸せな毎日を送っていたというのに...


幸いにも転生者特有のチート能力「時制の眼」(テンス・アイ)を授かり、


運動神経の良かった俺は、この世界のLvlシステムについていくことができた。


『「時制の眼」(テンス・アイ)』


「使用者の俺以外のすべての事象の動きを遅くすることができる」


「この能力は、神が与えし最高のギフト。文字通り天才の俺にふさわしいなw」


この能力を駆使し、俺は魔王に支配されたこの世界を救うべく、ひたすらに努力した。(チート能力でレベル上げには困らなかったがw)


道中ではたくさんのことが起きた。


天才魔法使い「セナ」Lvl 91


銀髪の剣聖エルフ「リグレ」 Lvl 95


魔王から逃げてきた魔族のヒーラー「カイナ」 Lvl 88


みんな驚くほどの美少女で、性格は違えど俺を慕ってくれている。


セナ「真人!次はこの町に行こうよ!」


セナはこの世界に来て初めての仲間だ。お互いたくさんのことを見て、聴いて、体験した。


男女の仲にだってなったし初めてももらった。


男一人のパーティーはハーレムだって?まぁそうかもしれないが、なりたくてなったわけではないから仕方がない...


ここらで冒頭に戻ろうか。




セナ「真人!きめて!!」

リグレ「いけ!まさ!!」

カイナ「終わらせてッ!!」



うぉおおおおおおおおおおおおおお!!!


「終焉の鍵」(ジ・エンド) 


防御力・HP・MP・全耐性を一時的に1にする代わりに、次の1撃が強烈なものとなる技


と、「時制の眼」(テンス・アイ)を駆使し、何とか魔王を倒すことができた。


一同「やったぁ!!」


セナ「おわった...」


リグレ「これで...ついに...」


カイナ「真人ぉ~...」


崩れ落ちる者、涙を流す者、駆け寄ってくる者


真人「もう無理、限界...」


すべてを出し尽くした俺たちは、これから訪れる平和な生活に思いを巡らせることすらできないほど疲弊しきっていた。


カイナ「上位範囲回復(レンジ・ヒールII)」


真人「ありがとうカイナ、幾分か楽になったよ」

「王国に返ってみんなに報告しよう」



ザッザッ



???「はぁ~相変わらずのヒーローごっこ。虫唾が走る...」


何処からともなく現れる男


真人「なんだこいつ...レベルは...1!?」

「おい!ここは危ないぞ、まだLvl 70台の魔獣がうろついている!」


みすぼらしい格好のLvl 1の男。どう考えても無事にここまで来れるわけがない


真人「どういうことだ?魔王の配下か?」


???「恵まれた才能。世界に愛されし物。きめぇ...」


セナ「あんた、何者?王国がよこした偵察隊かしら?」


???「天敵」


キィーン


響く金属音、すぐにリグレの仕業と気づく


真人「リグレ...あいつも容赦ないなwwLvl1相手にw」

「剣星の疾風斬...痛みなく逝けたk...」


ゴロッ


銀色に輝く何かがそばに落ちる


一同「!!!!」


カイナ「うっ...」


胴体のなくなったリグレの生首がそこにはあった


真人「リグレッ!!くっ...」

「貴様ァ!!」


ヒュッ


顔を上げた瞬間、輝く何かが頬をかすめる


???「チッまだその眼機能してんのかよ。」


真人「くっ...魔王との戦いで消耗しきってるとはいえ、時制の眼でさえかわすのがやっと...」

「ほんとにレベル1かよ...あれを...やるしか...」



真人『贄<生』(サクリフィア)


バタッ


倒れる一人の少女。二人の体力が完全回復している


■■「えっ...」


真人「ハハハッ!魔王との戦いで消耗した俺たちをヤる気だったんだろうが残念だったなぁ!」

  「●●には悪いが俺が、ここで死んだらおしまいだからな。仕方のない犠牲だ。」


???「...」


真人「お前、才能を持って生まれたギフターだろ?Lvlが1なのは何かの発動条件か?」

  「消耗してた俺たちには通用したかもしれないが、万全の俺には通用しないぞ。」


真人Lvl 99 「全強化」(フルエンチャント)


真人「ぶっ殺す!!」










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