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エデンズサーバー  作者: I.B
5/30

報酬

メ「とりあえず状況を整理するか」

ユ「そうだな…」


サーバー自体はほぼ昼だが、現実世界では夜11時を回っていた

100人クエストがおよそ10時開始だったので、1時間の間に驚くことが事が色々起こっていた



まずは100人クエスト

プレイヤー人数が100人を超えた時自動的に開始されるクエストである

しかし、その後また大量のログイン者が出て身構えたが、このクエストは発生しなかった

どうやら発生には100人とは別の特定の条件があるようだ

報酬は5人ともほとんど同じだった

私がMVP報酬と死を乗り越えた者、メイセイが準MVP報酬を受け取っただけで、他の人たちもお金と技又は魔法2種類というのは変わらなかった

ちなみに私が入手した技は、


[不屈] HPが0になる攻撃を受けても1度だけHP1で耐える

(自動発動 クールタイム1時間)


[広域防御] 前方180度に巨大なシールドを展開する

(効果時間30秒 クールタイム5分)



また、終わった後再度アナウンスで


『中央エリアを拡張しました』


と言われた

森、岩場、渓谷、平原にある川の先

見えない壁で行くことが出来なかった場所が行くことができるようになっていた


そもそも地図を買った時始まりの村とその周辺の平原以外は載っていなかった

拡張後に見てみると目に見えて地図が拡がっていたので、区切られた場所が拡がったと考えるのが妥当だろう



そしてこのサーバー

どうやら普通のサーバーではないようだ

そもそも人間の記憶を消すなんてことは過去どんなサーバーでも起こったことはない

それになによりログアウトできない現象

本来ダイブゲームではあってはならない現象であり、記憶が消えるデメリットも相まってこのゲームはとてつもなく危険だ

下手をすれば精神的な死にも直結する可能性すらある

蘇生の方法が今のところマホさんの蘇生魔法しかないが、方法は他にもあるはずだ

蘇生と死を繰り返し続けたらその人間は一体どうなってしまうのか…


でも私達は知ってしまった

このサーバーの美しさを

まるで生まれ育った場所に帰ってきたかのような感覚だった

そしてその場所がたとえ危険だろうと守らなければならないという感覚すらある

ゲームを超えた何かがこの場所にはあると思ってしまった



マ「皆さんもうログアウトしますか…?」

ユ「私達は流石にそろそろログアウトしますよ?」

メ「だいぶ疲れちまったしな…」

マ「そうですか…」

ユ「どうかしましたか?」

マ「いえ!

なんでもないです!

大丈夫です!」


そう言われると気になっちゃうんだけどなー

本人が大丈夫と言ってる時ほど大丈夫じゃないってどっかで読んだことあるし…


ユ「何かお力になれることがあれば言ってください」

マ「実は…」

リ「マホ、私達が居るし、これ以上2人に迷惑かけれないよ」

マ「そうですね…」


さっきまで笑顔で話していたマホさんが暗い表情に変わった

でも、私にはそれ以上聞く勇気はなかった


そして私とメイセイは3人とリストのフレンド登録をした後ログアウトした

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