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エデンズサーバー  作者: I.B
26/30

魔族幹部の実力

アス「そろそろお話合いは終わったー?

こっちも時間ないから手早く済ませたいんだよね」

ユ「どうせならそのまま帰ってくれるとありがたいんですけどね?」


この間のドラゴンとは比べ物にならない穢れを持っているのは見ただけでわかる

とてもじゃないが勝てる気がしない

ヘラクレスの力でどこまで強くなっているかは分からないがマホがいるとはいえそもそも攻撃に当たらないことに徹した方が良さそうだ


アス「帰ってもらえるとは思ってないでしょう?」


そう言って力強く地面を蹴り一直線にこちらへ突っ込んでくる

土煙が巻き起こり地面が大きくえぐれた

とてつもない速さだったはずだが、ユウにはアスモデウスの動きが見えていた

ヘラクレスの力を手に入れたことで動体視力が圧倒的に向上している

真っ直ぐ突っ込んで来て拳を振り下ろすアスモデウスの攻撃を剣の腹に添わせ地面へと受け流す

これは前回のフィールドクエストで入手した【パリィ】である

パリィは剣によって受け流した物理攻撃を全て無効化することが出来る

スキルを発動する必要のないパッシブスキルであり、効果が強力な事は分かっていたが、相手の攻撃に目がついて行かず使えることはほとんどなかった

それがヘラクレスの力によって奇跡的に発動

アスモデウスの一撃必殺とも言える一撃を完璧に受け流したが、受け流す方向を間違えた

アスモデウスの力が強すぎて横方向に受け流すつもりが勢いに負け地面へと受け流してしまったのだ

受け流した結果アスモデウスの攻撃が地面に激突しその爆風で全員が散り散りに吹き飛ばされてしまった

爆風自体にダメージはないが、これで全員を守り抜くことは難しくなった


アス「あれ、外しちゃった?

でもこいつ面倒くさそうだし一番簡単に殺せそうなアイツからかなー」

ユ「待て!」


制する暇もなくアスモデウスはマホの方へ一直線に飛びかかる


マ「え…」

アフ『マホ!

手を前に!』

マ「は、はい!」


言われるがまま手を前にかざすとマホの前に光り輝く壁ができ、アスモデウスの攻撃を弾く


アス「いったーい!

…何すんの?」


アスモデウスは表情は変わらないが明らかに目付きが怒りに充ち鋭くなっている


フ「マホ!

そいつから距離を取れ!」

アス「これは疲れるから使いたくなかったんだけどなー」


アスモデウスが腕を上にかざすとその腕がどんどん巨大化していく


アス「巨人の右腕ギガンテスアーム!」


アスモデウスはその巨大化した腕でマホに全力で殴り掛かる

地面を巻き込み飛んでくるその拳は流石に止めるすべがない

間一髪で間に合ったユウが広域防御を発動してアスモデウスの攻撃を受け止める

それをさらに覆うようにマホの光の壁で固めるが、アスモデウスの拳の威力があまりに強すぎる


ユ「防ぎ…きれない…!」

マ「私も…これ以上は…!」

アス「これ私も疲れるんだからそんなに簡単に止められるわけないじゃん!」

ユ「くっそおおお!」


ユウの叫びと共に2人のシールドは割られ目の前までアスモデウスの腕が迫る

ユウは不屈で1度は耐えられるがマホはそうはいかない

ユウが身を呈してマホを守る体制に入った時


アス「あーれー?」


アスモデウスの拳が止まった

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