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エデンズサーバー  作者: I.B
14/30

デート?

メ「ごべんばばい」

ユ「私は構わんから向こうでマホさんに謝れ」


ショッピングモールサーバーRION

総収容人数50000人の大手サーバーだ

中は普通のショッピングモールで、物品を買うことも可能

サーバー内は商品を持つ必要もなく、購入したものは「袋」と呼ばれる場所に保存され、サーバーから出ると実際のレジ袋の中に買った商品が入っているという優れものだ


ユ「んじゃあ、ダイブするか」


そうして家の前の端末からサーバーへダイブした


マ「わー!

RION来るの久々なんですよ!

楽しみですね!」

ユ「そうですね!」


本当に楽しそうにキョロキョロと周りを見回している


ユ「マホさ」

マ「ユウさん!

呼び捨てで呼んでって言ったじゃないですか!

昨日もずっとそうだったし!

他の2人を呼び捨てにしてるんだから私も呼び捨てにしてください!」

ユ「わ、わかりましたよ、マホs…マホ」

マ「それでいいんです!」


眩しい笑顔で心が洗われる…

しかしこいつらは


メ「ユウ!

向こうにたこ焼き売ってるらしいぜ!

食いに行こう!」

フ「たこ焼きよりもワシはこっちの直火焼きせんべいが食べてみたいのう

しかしワシはこっちの金を持っとらんからのう…」

メ「しゃあないから奢ってやるよ!」

フ「本当か!?」

メ「俺も一時期バイトで貯めた金がまだ残ってるから遠慮すんなよ!」

フ「有り金全部ワシの食費と考えていいんじゃな!?」

メ「それはさすがに遠慮無さすぎだろ!」


馬鹿だなー


ちなみにフレイヤはサーバー世界なので普通に姿がある

入った時はエルフの軽装とメイセイの上着を着てきて、「おめかししたんじゃがどうじゃ?」とか言ってやがり、さすがにそれはやばいと思って直ぐにメイセイが服を買ってきて着替えさせた

普通の服を着ると可愛い女の子にしか見えないのが逆に怖いが、こいつは御歳200歳のババアである

流石に女性だし年寄りなので全力の説教で昨日の件は水に流してやった

半べそかきながらメイセイにすがりついてて許さざるを得なかった


ユ「何か見たいものありますか?」

マ「私最初にペットショップ行ってみたいです!」

メ「俺は食い物!」

フ「ワシもじゃ!」

ユ「よし、別行動だな」

メ・フ「えー!」

ユ「当然だろう?」

メ「しゃあなしなー?

じゃあしばらく別で昼にまた合流しようぜ!」

マ「わかりました!」


心の中でガッツポーズする私

これで邪魔者は居なくなった

やっと二人の時間が作れたぞ!



マ「私、猫飼ってみたかったんです!

でもうちの親が猫アレルギーで近くにいるだけでクシャミしちゃうので全然飼えなくて…」


我が家には猫がいる

名前は弥勒みろく

寝た時に菩薩様のような顔で寝るから知ってる菩薩の名前で弥勒となった

噛みグセがあるが、家に帰るとずっとすり寄ってきたり足の間で寝たりと人懐っこい奴だ


ユ「私の家なら何時でも来ていただいて良いですよ!

弥勒って猫に会いに!」

マ「猫飼ってらっしゃったんですね!

是非行きたいです!

弥勒ちゃんに会いに!」



メ「あいつらあんなだから発展しねんだよ

人生の先輩として茶化さずちゃんとアドバイスしてやったら良いんじゃねぇの?」

フ「まぁ、ワシも180年以上前の話じゃからのう…もはや覚えとらん」


買ってきたたこ焼きとせんべいを食べながら陰ながら2人を見守る2人であった…

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