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エデンズサーバー  作者: I.B
10/30

ドラゴン

まずは少しでも隙を作る

ドラゴンの攻撃は盾で受け流せばほとんどダメージを受けない程度には私の防御力は上がっている

直撃は流石にキツイけど一対一なら油断しなければまず大丈夫だ


ユ「挑発!」


発動した瞬間ドラゴンはこちらを睨む

目が合った時一瞬すくんでしまったが、直ぐに気を引き締め直しドラゴンに突っ込んでいく


このドラゴン、見た目よりも動きが早い

前足、尻尾、噛みつき、ギリギリで交わしながら少しずつ攻撃していく


メ「多段突き!」


メイセイの技が発動し、ドラゴンが少し怯む

使うなら、今か?


ユ「十文字斬り!」


レベル12で覚えた攻撃技だ

威力が高いので少しでもダメージを稼げる

ドラゴンの胸元に十字の傷が着く

が、ドラゴンは直ぐに前足で反撃してきた

盾で防げはしたが、HPが一撃で半分近く持っていかれた


マ「ヒール!」


すぐさまマホさんが回復してくれた

まだまだ行ける


メ「ユウ!

あまりその技を使うな!

隙がでかいからあとの攻撃を防ぎきれなくなる!

防御に専念して生き残れ!」

ユ「了解!」


メイセイの的確な指示が飛ぶ

後ろでは状況を見つつ、フレイヤが弓で牽制

メイセイが飛び回り確実にダメージを与えている

だが、そろそろ挑発が切れそうだ


ユ「メイセイ!一旦引け!挑発が切れる!」

メ「オッケー!」


3.2.1切れた!

その時にはもうメイセイは私の少し後方

いいタイミングだ


ド「グオォォ!!」

ユ「お前の相手はまだこっちだよ!」


挑発が切れてもまだ私をターゲットにしてくれているようだ

ここまでダメージを与えたんだ

奴も楽ではないだろう

その時、奴が口に炎を貯め始めた

ブレスか!

この距離ではもはや交わすことは出来ないが「不屈」が発動すればなんとかなる


メ「ユウ!

後ろだ!」


マズイ、丁度直線上にマホさん達が居る

仕方ない、これを使うか


ユ「広域防御!」


叫んだと同時に前方広範囲にシールドが出現

ドラゴンのブレスから後ろの2人は完璧に守れた

しかし案の定不屈は発動

これでもう、同じ方法は使えない


マ「ヒール!」


すぐさまマホさんの回復

それでもHPは全開ではないがまだ戦える!


メ「よくやった!ユウ!

これでまだ行けるぞ!」


メイセイがドラゴンに飛び掛る

ドラゴンは自分のブレスが防がれた事に驚きを隠せない様だ

その隙をメイセイは見逃さなかった


メ「紅蓮突き!」


メイセイの槍から炎が上がり相手に突き刺す大技だ


ド「グワーッ」


ドラゴンが痛そうに大きく叫び声を上げる

そしてそのまま暴れ出すドラゴン


フ「ここからが本番じゃ!

瀕死のドラゴンは死に物狂いで襲ってくるぞ!」


フレイヤが叫んだことがよく分かる

攻撃自体は大降りになったが、さらに攻撃が重くなり受け流しきれない

それでも定期的にメイセイがターゲットを切り替えてくれるおかげで何とか耐えている状況だが、攻撃役のメイセイもこの状態ではなかなか攻撃ができない

どんどんジリ貧になっていってる


フ「お主ら!

あまり長くはないが動きを動きを止める!

一気に畳み掛けるぞ!」


そういうとフレイヤはドラゴンの頬をかすませる矢を放つ

頬をかすまされたドラゴンは一気にフレイヤの方に突進していく

打ち合わせにはなかったがどうするつもりなのか


フ「盛大にずっこけてもらおうか!」


突進するドラゴンの前方にフレイヤが放った2本の矢が見えた

地面に刺さった矢に木のツタが絡めてある

なるほど

ドラゴンはそのツタに引っかかり綺麗に前転、フレイヤの真横に倒れ込む

悟った私とメイセイは一気にドラゴンと距離を詰め胸に着いた十字の傷に畳み掛けるように攻撃を放った


メ「多段突き!」

ユ「十文字斬り!」

ド「ギャアアア!!」


最後の悲鳴とも咆哮とも言える叫び声と共にドラゴンは動かなくなった

少しずつドラゴンの姿が消えていく


ユ「勝った…のか?」

メ「勝ったんだよ

復活フラグ立てんな」



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