映画撮影と少年の決意
2209年5月13日 埼玉県秩父市
ゴールデンウィークが明けてしばらくたった後、ヨウジと沢はRuna-PROの面々と共に埼玉県秩父市を訪れていた。
「ハァ、すげー山の中・・・ここ、本当に関東か?」
彼女たちは今、映画「秩父自警団」の撮影のため、埼玉県秩父市を訪れていた。ロケーションは山奥の集落であり、小さな羽虫が顔にまとわりつく。ヨウジはため息をついていた。
ロケセットとして借りた空き民家では、撮影スタッフが慌ただしく動いている。衣装部屋となっている民家の一室では、他の女優たちと共にレイナがメイクされていた。
「しかし、女優・俳優って職業は中々無くならないもんだな」
「どういうこと?」
民家の外で、ヨウジと沢が雑談をしている。沢はヨウジの発言に首を傾げた。
「だってAIならセリフのミスもない、泣いて欲しい時に泣いてくれるだろ? 撮影のセットだってAI画像でどうにでもなるし、実在の人間で芝居を組み立てる意味が俺にはもう分からん。実際、ドラマもアニメも個人がどんどん発表しているだろ?」
この23世紀という時代、漂流連合による攻撃によって大幅な文化的後退はあったものの、科学技術については当然ながら21世紀よりも遥か先を進んでいる。それはAIも然り、脚本、セット、出演者まで、全てを生成AIから出力した創作物がネットの巷には溢れかえっている。
ヨウジはそれにも関わらず、依然として芝居が無くならないことが不思議でならなかった。
「・・・フフフ、それは視野が狭いかな」
ヨウジと沢に話しかける声が聞こえる。2人が振り返ると、そこには1人のナイスミドルが立っていた。
「・・・やぁ、大分若く見えるけど、Runa-PROのスタッフさんだよね?」
「え、えぇ。まぁ、そんなところです。・・・あ! もしかして」
沢はぎこちなく頷く。そして彼女は男性の顔を見上げてその素性を思い出した。
「どうも、監督の筒川静です。よろしく」
「・・・よろしくお願いします。Runa-PROの工藤ヨウジです」
「えぇっと、同じく沢星羅です!」
その男はこの映画で監督を務める男であった。ヨウジと沢は自分たちの失礼がレイナの迷惑にならない様、咄嗟に自己紹介をして会釈する。
「アナウンサーはいらない、女優・俳優はいらない、歌手・作曲家はいらない、漫画家はいらない、作家・脚本家はいらない、そして映画監督はいらない・・・というより、あらゆるクリエイターは職を失う。それは21世紀からずっと論じられてきたことだが、結局どれも無くならなかった。何故だと思う?」
「・・・さぁ」
筒川はヨウジが提示した疑問、生成AIが隆盛する時代に映画監督や役者が廃業しない理由を、逆にヨウジへ問いかけた。
「結局、大衆は実在の人間が作った戯曲に価値を感じるのさ。それに簡単な脚本はともかく、不合理な行動や細かな感情の機微を表した脚本・演技はやはりAIには難しい。あと、生身の役者は実在するっていうのがやっぱり大きいね」
「・・・そういうもんですかね」
筒川は持論を語る。彼はAIのキャラクターでは、実在の人間に代わって大衆が熱中する偶像にはなり得ないと思っていた。
「まあ、確かに大衆がAIで全て満足したら、レイナの仕事がなくなってしまうか」
「・・・」
ヨウジは小声でボソッと呟いた。だがその声は筒川監督の耳にも届いており、世界的人気を誇る歌姫を本名で気安く呼ぶヨウジに、彼は強く興味を抱いていた。
撮影セットである空き民家の一室では、キャストたちが出演の準備をしている。その中には特別出演枠で呼ばれたレイナの姿があった。
「うー、こげんにセリフ覚えられん」
レイナは事前にもらっていた台本を見つめつつ、地元訛りの入った独り言を呟く。元々、自身が歌う歌詞はあっという間に覚えてしまう彼女だが、演技という仕事そのものに興味を持てないため、セリフの暗記に全く身が入らない状態であった。
「・・・」
同じ部屋には主演女優である山奈メルが座っていた。レイナとは対照的に、彼女は真剣な表情で台本を見つめている。そして、決して真面目な態度ではないレイナのことを、非常に疎ましく感じていた。
「・・・ねぇ、やる気ないんなら帰れば?」
「・・・は?」
メルは唐突に、レイナに対して噛み付いた。名も知らない出演者に突然喧嘩を売られ、レイナも思わず低い声が出る。
山奈メル、彼女は人気上昇中のアイドルグループ「フォルテシモ」のメンバーである。グループ内でも一際上昇志向が強い彼女は、歌だけでなく、バラエティ、ドラマ、映画・・・その全てに全力を捧げていた。
彼女の目標はレイナと同じく「ライブ・エイド」に出演することである。それに向かって全力を捧げているメルは、目の前の仕事に半端な気持ちで臨んでいるレイナが許せなかった。
「仕方ないじゃん! 私は『歌手』なんだから。歌以外で人前に出ること、考えてないもん」
「!!」
その言葉は、メルの心に巣食っていたコンプレックスを容赦なく抉った。激情に駆られたメルは勢いよく立ち上がり、その拍子に椅子を倒してしまう。だがほぼ同じ瞬間、楽屋の扉が大きな音と共に開かれた。
「・・・レイナ!! 出番よ!」
その音の主は春川であった。レイナが属する事務所の社長である彼女は、出番が来たレイナを呼びに来たのである。春川の登場で苛立ちの沸点が過ぎ去ったメルは、何事もなかったかの様に椅子を戻し、座り直す。
「はぁ〜い」
レイナは気の抜けた様な返事をしながらそそくさと楽屋を出ていく。その後ろ姿を見送ったメルは、ペットボトルの水を一口飲んで気持ちを落ち着かせた後、彼女のあとを追うように楽屋を後にした。その胸には、衣装として支給されたものとは異なるペンダントが光っていた。
撮影現場には、カメラとマイクを搭載した自律ドローンが多数浮かんでいた。場所は空き民家の縁側、そこに座っている姿から撮影が始まる。
この映画のストーリーの大筋は、過去に問題を起こした新興宗教団体が秩父地方の架空の自治体を「聖地」化しようと企み、その危機にいち早く気づいた地元有志の自警団が阻止に奮闘するというストーリーである。
その中でレイナの役柄は、この村で出生した生前の「教祖」の若年期の役である。彼女は小さい頃から傷や病を癒す異能を持っていたが、それ故に幼くして地元の名家によって母親から強制的に引き離され、その能力を利用され、不遇な暮らしを送ることになる。
教祖は村を脱出した後、教団を立ち上げ、臨終の際に教団の幹部たちへ故郷の村を買収して「聖地」とすることを託す。それは自分たち母子を邪険に扱った故郷への遠大な復讐計画であった。レイナが演じるのは教祖の不遇な若年期の役であった。
「・・・よーい、アクション!」
配置が完了し、筒川監督の一声で撮影が開始する。縁側に座り、黄昏るレイナを多数のカメラドローンが撮影する。この過去シーンはダイジェスト的に流れる予定であり、レイナのセリフ自体はあまり多くはない。だが、それでも演技未経験の彼女にとっては、大きな負担となっていた。
「・・・カット!」
1回目の撮影はわずか数秒で終了する。その後も場所を変え、他の役者も交えながら、サイレント映画的な短時間の撮影が続いていく。
そして最後、ついにセリフ付きのシーンが回ってくる。それは名家の当主の死をきっかけに、若き教祖が故郷からの脱出を決意する場面であった。
『・・・死んだ? そうか、あの老人は死んだのね』
「・・・カット!」
レイナは初めてセリフを口にする。その瞬間、筒川監督はカメラを止めてしまった。
「うーん、ちょっと棒読み過ぎるかなぁ・・・。もう少し感情と抑揚をつけて」
「・・・」
レイナは眉間に皺を寄せるも、無言のまま筒川監督の指示に頷いた。そしてもう一度、同じシーンの撮影が始まる。
『・・・死んだ? そうか、あの老人は死んだのね。だったら』
「・・・カット!! ごめん、もう1回!」
だが1度のやり直しでは筒川監督を満足させることはできず、再び撮り直しになってしまう。その後も3回、4回と繰り返すが、そのシーンから先に撮影を進めることができない。撮影現場に焦りと緊張が漂い始め、そしてレイナは徐々に苛立ち始める。そして・・・
「・・・カット! ごめんねぇ〜!」
筒川監督は優しく宥めながらも全く妥協せず、合計7回目のリテイクを要求した。その瞬間、レイナの集中は完全に途切れてしまった。
「もういや。もう命令なんて聞きたくない」
「・・・!?」
レイナは淡々とした表情と声色で、リテイクを拒否する。まるで子供の様な態度をとる世界の歌姫を見て、主演のメルは目尻を釣り上げていた。春川社長は顔を手で覆い、マネージャーの璃はアワアワと狼狽えるばかりである。
状況を重く見た女性ADが、彼女を宥めようと駆け寄っていく。だがそれを追い越して一足早く歌姫の前に立つ男がいた。
「レイナ!」
撮影スタッフの目線を気にせず、ヨウジはレイナの両肩に手を乗せる。周囲は固唾を吞んでその様子を見つめていた。
「あのな、それじゃあ撮影が進まないだろ? ちゃんと監督やみんなの言うことを聞いて?」
「・・・」
レイナは膨れっ面で俯いてしまう。ヨウジは困り笑顔を浮かべ、そして妹に言い聞かせる兄のように、年上の幼馴染を優しく諭し始める。
「少し恥ずかしいんだろ、レイナ? 大丈夫、学芸会と同じさ。あの時の演技、みんな褒めてくれたじゃないか。レイナなら大丈夫」
「・・・分かった」
レイナは素直に頷いた。その態度の代わり様を見て、撮影スタッフは目を見張る。
「・・・じゃあ、うまく出来たら褒めてくれる?」
「・・・ああ、満足するまで褒めてやるよ」
「!」
その言葉を聞いた瞬間、レイナは満面の笑みを浮かべてヨウジの顔を見上げた。天使とも評される歌姫の無垢な笑顔は、その場にいた全員の目を奪った。
「あいつ・・・誰だ? ザドキエルにあんなに親しげに・・・」
出演男優の1人がヨウジを怪訝な目で見つめていた。他の撮影スタッフたちはザドキエルが機嫌をなおしたことで、ホッとため息をついている。
(無条件の信頼か・・・あの世界の歌姫から)
そして筒川監督は気難しい歌姫を瞬く間に宥めた少年に興味を抱く。
「じゃあ、もう1回いくよ! ・・・よーい、アクション!」
8回目のリテイクが始まる。ヨウジと璃は本人以上に緊張しながら撮影の様子を見つめていた。しかし、彼らの心配とは裏腹に、レイナは見違える様な抑揚のある演技を繰り広げ、その後はノーリテイクで撮影をやり遂げたのである。
「・・・よし! カット! お疲れ様!」
最後の撮影が終わった瞬間、筒川監督はレイナに労いの言葉をかけた。彼女は小さなため息をつくと、撮影スタッフに混じっていたヨウジのもとへ一直線に駆け寄り、そして抱きついた。
「やっと終わったよ、ヨウジ!」
「ああ、お疲れ様。全部見てたよ、演技上手だった」
ヨウジは慣れた様子で彼女の体を受け止めつつ、約束通り撮影を無事終えたレイナを褒める。その光景は明らかにただの事務所スタッフと所属タレントの関係ではなかった。事情を知らない撮影スタッフは困惑の表情を浮かべる。そして事務所CEOの春川とマネージャーの璃は、大勢の前でヨウジに躊躇なく抱きついたザドキエルを見て、口をポカーンと開けていた。
「・・・はい! 撮影は今日でクランクアップ! みんな、お疲れ様でした!」
困惑した空気を切り裂くように、筒川監督は甲高い拍手をしながらスタッフ全員に労いの言葉をかける。特別出演であるザドキエルの撮影を行うこの日が、撮影の最終日であった。
監督の拍手につられて、他の演者やスタッフたちも拍手で撮影終了を祝福する。Runa-PROの関係者としてこの場にいる春川と璃、そしてヨウジと沢も皆に合わせて拍手をしていた。
しかし、その中で敵意を孕んだ視線を持つ者がいた。主演女優の山奈メルは、人目も憚らず男性事務所スタッフに密着するザドキエルを見て、苛立ちを募らせる。
(あいつ、事務所スタッフなんて嘘ついて、撮影現場に彼氏なんか連れ込んでバカじゃないの!? でも・・・あの男、どこかで見た様な・・・)
メルはヨウジの顔に既視感を覚えていた。最近どこかで見たような気がするが、喉まで出かかってて出てこない。
「・・・はいっ! じゃあ、お疲れ様でした! 私たちは失礼しまーす! ほら、いくよ」
「えっ!」
メルは再びヨウジの顔を見る。しかしその時、春川と璃が彼とレイナを人目から遠ざける様に背中を押して、そそくさと撮影現場を後にする。春川は営業スマイルを浮かべていたが、その額には青筋が立っており、内心「エライことしてくれた」とブチギレているのは明らかであった。
「あ、待ってくださいよ!」
遅れて、ヨウジの旅仲間である沢が4人の後を追っていく。撮影スタッフや他の演者たちは、彼女たちの後ろ姿をぽかんと見つめていた。
「・・・工藤ヨウジくんか、ヘェー・・・面白そうだ」
そんな中、筒川監督は世界の歌姫と非常に近しい少年に興味を抱く。そして、彼とは別のベクトルでヨウジに強い興味を抱いた者がいた。
(・・・あの世界の歌姫が、あんなに堂々と彼氏とのイチャツキを見せつけるなんて。これはマスコミに売り込めって、メッセージ・・・ヨネ!)
山奈メル・・・ザドキエルを一方的に敵視するアイドル女優は、邪悪な笑みを浮かべていた。
その後、Runa-PROの面々は事務所所有の社用車に乗って、誰よりも早く秩父を発ったのであった。
〜〜〜
同日夜 東京府東京市 港区浜松町 雑居ビル Runa-PRO
その日の夜、事務所に戻ったレイナとヨウジは、CEOの春川に正座させられていた。不気味な笑顔を浮かべる春川の背後には、般若の幻影が見えていた。
「アナタたち・・・まぁ、やってくれたわね・・・!」
怒気を湛えた春川の声を聞いて、ヨウジは思わず身震いする。10年振りの再会が嬉しく、無意識のうちに人目を憚らずに幼馴染の距離感を発揮してしまった。そのことの重大さを、彼は改めて深く反省していた。
一方のレイナはいたずらっ子の様な膨れっ面をしており、あまり反省していなかった。マネージャーの璃と、沢は顔を真っ青にしながら状況を注視していた。
「・・・ハァ、とりあえず、筒川監督には今後の出演オファー受諾を条件に、貴方たちのイチャツキの口外禁止令を出すことを約束してもらったわ」
春川はため息をつく。彼女は交換条件と共に、ヨウジとレイナの関係性を一切口外させないという取り決めを交わしていた。
「えぇー!! じゃあ、またいつかあの監督の映画に出なくちゃいけないの!?」
「自業自得でしょ!!」
気怠そうな声を出すレイナに対して、春川はさらに怒声を浴びせた。その後、切々とお説教を喰らった2人が解放されたのは、それから1時間後のことであった。
事務所の扉の前で、ヨウジは沢の肩を借りて痺れる足を引きづりながら、レイナと春川、璃に別れの挨拶をしていた。
「・・・じゃあまた。次の仕事が決まったら連絡してくれ」
「もちろん!」
春川に叱られながらも、ヨウジは次回の現場にもついてくるつもりでいた。そしてレイナも同様に、彼を連れていくつもりだった。そのやりとりを聞いていた春川は、思わず引き攣り笑いを浮かべてしまう。
そしてヨウジと沢はゆっくりと1階への階段を降りていく。かくして、ザドキエル初の映画出演という大仕事が終わった。
新宿区 新大久保
レイナと別れた沢とヨウジは、東郷が1人で留守番をしていた滞在先のホステルへ戻っていた。ヨウジはベッドに横たわり、秩父へ日帰りしてきた体の疲れを癒す。そして夜10時を回った頃、寝そべりながらいじっていた携帯の画面から、突如として電話受信を伝えるポップアップホログラムが浮かび上がってきた。
「・・・うわっ! びっくりした・・・。誰からだ?」
ホログラムには電話番号のみ表示されており、登録されていない相手であった。彼は怪訝な顔をしながら受信ボタンを押す。
「・・・もしもし?」
『お疲れのところ悪いわね、工藤くん。私よ、春川です』
「はっ・・・春川さん!?」
予想だにしない相手からの着信を知り、ヨウジは眠気が吹き飛んでしまった。思わず座って背筋を伸ばしてしまう彼に、春川は要件を話し始める。
『お礼を言っていなかったわね、今日はありがとう。何はともあれ、貴方のおかげで撮影が不意にならずにすんだわ』
春川はレイナを宥めてくれたことに感謝を伝えた。
「いえ、俺は何もしていません」
『フフ、ホントに謙虚な子ね』
春川はクスクスと笑う。そして一呼吸置いた後、再び口を開いた。
『・・・レイナは基本、他人に心を開かないわ。私のことは信用してくれてるみたいだけど。だから貴方への態度を見て、私もびっくりしたわ。レイナは本当に貴方に気を許している』
「そう・・・ですかねぇ?」
ステージ上でのファンサとは裏腹に、ザドキエルは業界内では非常に気難しい性格との評判が立っている。だが、ヨウジに見せる顔は純真無垢な少女そのものであった。ヨウジは再会する前の彼女を知らないため、春川の言葉に実感が湧かない。
『この先有名になればなるほど、あの子の心には負担が増えていく。肉親もいないあの子には、それを癒す支えも無かった。だから私からもお願いするわ。少しだけ、あの子に近いところに居てくれないかしら? この世界に縁のなかった貴方に、いきなり飛び込んで欲しいとお願いするのは酷かもしれないけれど・・・』
「!!」
ヨウジは春川の言葉の意図を悟る。レイナに続いて春川も、彼に対してギタリストとしてザドキエルとユニットを組んで欲しいと頼んできたのだ。
「・・・」
ヨウジは言葉に詰まる。一度断った時と同じように、ギタリストとしての自分の腕前が、彼女の隣に立つには相応しくないという考えは変わらない。だが、腕云々に関わらず、自分の存在が幼馴染の支えになるのなら、それは意味があるのではないかと思い始めていた。
「・・・レイナの夢の役に立つのなら、俺が彼女のギタリストになります!」
その日の夜、ヨウジは芸能界へ入る決心をした。この出来事が、後に彼らの運命を大きく動かすこととなる。
作中で撮影していた映画の発想元は「ハヤ⚫︎サ消防団」です。