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7話 状況整理 ④ 地理関係

 味気ない料理をお腹いっぱいに食べた後、メイドに髪と体を綺麗にしてもらい新しいシルクのローブに着替えた。


うー。シャワー浴びたい。お風呂入りたい。


まだ、数歩歩くだけでフラフラするため、セバスに却下された。





 眠くなりながら、私はセバスに質問を繰返しベットに横になった。

記憶とセバスとの会話を整理してみると、まずはここは母の実家である、クレセント商会の屋敷で間違いなようだ。

お祖父様とはほとんど会った事はないが、王室にも出入りする裕福な商人だと聞いている。

何でも複数の国に商館を持ち、東方からの貿易を担って入るそうだ。

私や母と同じ黒髪・黒目の商人というより、ザ・サムライという雰囲気の精悍な紳士が思い出される。


そして、今、私はリリィ・クレセントとしてこの家にいるらしい。

つまり、お祖父様の庇護下と考えていいだろう。

ひとまず、ここに入れば王族といえど簡単には手が出せないだろう。

何せ複数の国家に認められる商会だ。


 

 この国は白銀王国という大陸の北の果てに位置する小国だ。

リリィの6歳の記憶にはあやふやな部分があるので、地図が欲しい。本も読みたい。

たしかこの大陸にはいくつもの小国や、南には広大な帝国が存在するらしい。


そして、白銀王国の北には隣接する極寒の大陸がある。

魔大陸と言われるその大陸には、魔族や魔獣が支配する恐ろしい地だと言われている。

ただし魔大陸との接するのは元来の山脈という自然の障壁とさらに大地は、大昔に魔術で封印されて人の往来ができない。

また、海には流氷の影響で船を出すのは困難だ。


時折、魔獣や魔鳥が白銀王国に侵入するが、白銀騎士団がさっそうと退治するんだよと、お兄様が頬を紅潮しながら、よく話していた。

お父様も若い頃に騎士団に混じって闘っていた話をリリィは尊敬の眼差しで聞いていた。

今、思い出すと騎士団が憐れでならない。

魔獣退治と王子の護衛ハードル高いから・・・。


うん、お兄様もお父様も問題はありそうだが、悪い人ではなさそうだ。


おかしい、状況整理が終わらない・・。


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