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6話 状況整理 ③ 腹が空いては

 お母様の事はリリィの為にもハッキリさせたい。

リリィの記憶は、私にとってはまだ他人のようだがリリィはまだ小さいのだ。

現世の私には年の離れた妹がいた。

もう可愛くて仕方がなかった。

リリィはまるで、私にとっては新しくできた妹のようだ。

よし、頑張ろうと決意して、いよいよ私にとっての本題に入る。


 私ははやる気持ちを抑えながら、

「ねぇ、セバス。アリシア様には今日お会いできるかしら」

と言った。


「リリィ様のお身体の様子を見に、今日の夕食後にいらっしゃる予定になっております。」


「今は何時頃?」


「後、一時間ほどで昼食になります。

何か召し上りますか?」


そういえば、しばらく食事らしいものをとっていない。例の変な味の薬以外は味わっていなかった。


グゥー。


「・・・・、スープなどお持ちしますので、少しお休みください」

クスリとセバスは笑った。


「え、ええ。お願い」

そう言うと、私は顔が赤くなりながらベットに潜った。




 しばらくして、暖かいミネストローネ風のスープとチャパティみたいな平たいパンが出てきた。

久しぶりの食事をあっという間に平らげながら、薄味の食事に戸惑いを覚えた。

病人食だからかしら、もうちょっと、塩気やコンソメとかの味が足りないわね。

パンも、フワフワ感が足りないわぁ。


さすがにリリィの記憶には食事の味はなかったがフワフワパンはあまり出てこなかった。



うん。まずは食事。

やることたくさんあるなぁ。


発酵パンは古代エジプトで偶然発明されたそうです。空気中の酵母を利用していたそうです。

しばらくはエジプトの秘密の製法でしたが、ギリシャに侵略されてヨーロッパに広まったようです。


寒いと酵母は働かないです。

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